小説「いま、会いにゆきます」
市川拓司 著
[2003/03/11発売 小学館 374P
\1575] (
→Amazon.co.jp)
好きな人を思うとき、必ずその思いには別離の予感が寄り添っている。もし、そうだとしても―。書かれているのはただ「愛している」ということ。恋愛小説。
(「MARC」データベースより)
=概要=
「Separation」(2002年刊)に続く市川拓司氏2冊目の恋愛小説。
妻を亡くした夫と子に訪れた、雨の季節の6週間の奇蹟とは…。
ロングセールスで2004年11月に100万部を突破。映画化もされて2004年10月に公開。
=帯の推薦文=
● とにかく、この小説を早く読んでください。
一刻も早く。早ければ早いほど、より多く人生は豊かになります(個人差はあります)。
感涙度100%
● 全てにおいて心にしみました。1話1話が本当に切なくて、悲しくて、うれしくて…。
なんだかステキな言葉をいっぱいもらえて心が満足です。
● 切ない気持ち小さな幸福感が混ざりあって押し寄せてきました。
ラストで泣いてしまいました。
● 誰でもそうありたいと願う”愛”が書かれていて、涙しながら、悲しみながらも、とても納得できる最後で良かったです。
=登場人物=
秋穂巧(あいお・たくみ) … 妻・澪を亡くした29歳のシングルファーザー。司法書士事務所で働く。繊細な性格。
秋穂澪(あいお・みお) … 1年前に病で亡くなった巧の妻。記憶を失って巧の前に現れるが…。
秋穂佑司(あいお・ゆうじ) … 澪と巧の6歳になる息子。イングランドの王子のような金髪。
ノンブル先生 … 17番公園によくいる元教諭の老人。いくらめくっても白紙でノンブル(ページ番号)だけがふってあるような空虚な人生を、生徒が揶揄してこのあだ名がついた。
プー … ノンブル先生の愛犬。手術によって声が出なくなったため、泣き声は「〜?」。
所長 … 司法書士事務所の所長。老人で、80歳を超えていることは確か。
永瀬 … 巧と共に司法書士事務所で働く26歳の女性。控えめで真面目な性格。