ドラマ版の設定・疑問・小ネタなどを集めました
■ アーカイブ星とは?
「アーカイブ」(archive)とは大規模な記録や資料のコレクションの意味で、この宇宙のどこかにある星。
死んだ人間はアーカイブ星に行き、そこで穏やかに暮らしている。
そして地球上の誰かが亡くなった誰かを忘れない限り、その人はアーカイブ星で暮らすことができる (地球上に憶えている人がいなくなれば、アーカイブ星から去らなくてはならない)
というのが原作の設定ですが、ドラマ版では微妙に異なる可能性があります。
1話で佑司が「アーカブイ星」と言っていたのは、原作にもあった言い間違い。
■ 澪が遺した絵本 … 「わすれないから」
澪が亡くなる前に、佑司に遺した絵本。中学時代に美術部に所属していた澪は、絵本を描けるぐらいの絵心があるのでしょう。
絵本には、死んだ人がいくアーカイブ星についてと、ママがその星に旅立つこと。でも雨の季節になったら戻ってくること。そして雨の季節の終わりと共に、再びアーカイブ星に帰ること…が描かれています。
1話の冒頭とラストで、絵本の内容を読むシーンがあります。
[1話]
佑司、この絵本はね、ママがあなたのために作ったの
アーカイブ星はね、地球で命を落とした人たちが暮らす、思い出の星なの
佑司のママは、アーカイブ星に旅に出たの
でも泣かないで
雨の季節になったら、佑司のところに戻ってくるからね
それから1年がたちました
約束通り、ママは雨の季節に帰ってきます
(中略?)
雨の季節は終わります
ママは青空とともに
アーカイブ星に帰っていったのでした
なお
映画に登場した絵本とは別物で、絵や内容はドラマオリジナルに変わっていました。
ドラマ版は市販はされていません。
■ 1話:佑司のくるくるダンスとは?
やったーやったーうれしいな
らたたた
らたたた
くるくるダンス!
という佑司のくるくるダンスとは…
『うれしいときに全身で喜びを表現する秋穂家特有のハッピーなダンス』 (ザテレビジョン 7/8号より)
ということです。今後の回でも登場するかも?
■ 1話:朝、出かける佑司を巧がムギュッ!と強く抱きしめていたのは?
『秋穂家の儀式? 佑司に対する愛情表現のひとつで、澪も巧の見よう見まねでやり方を覚える』 (ザテレビジョン 7/8号より)
愛情表現なんですね。2話では澪がムギュッ!に初挑戦していました。
■ ケーキ屋の夫婦はなぜ澪を見て驚かないの?
ケーキ屋の夫婦は(1話の時点から)3週間前に都会から引っ越してきて、ケーキ屋をオープンしたという設定。
その3週間の間に近所の巧と佑司とは知り合っていたみたいですが、「奥さんが1年前に死んだ」ということは知りませんでした(巧も佑司も話さなかったのでしょう)。
よって佑司のお母さんとして澪が生きていることは何の不思議もないので、ケーキ屋の夫婦だけは澪と普通に接することができます。
■ 1話:佑司の誕生日パーティーのアルバム
澪が家に帰ってきた直後、アルバムを見せるシーン。
その時、1、2、3、4、5歳の、計5回の誕生日パーティーの写真が見れました(6歳の誕生日は澪の命日なのでない)。
それぞれ違う写真で1〜4歳の誕生日は別の子役でしたが、5歳の写真は武井証くんです。
■ 1話:万里子が巧に渡したメモ
[わくわく号でのお仕事]
・本日のルートは、
午前中 公民館前、午後 駅前
・ステーションに着いたら
看板を立てて、イス・テーブルを並べる
・返却、貸出し作業をする
・新しいお客様が来たら
カードを作ってあげる
記憶力に障害を抱える巧は、今日やることをメモしてから仕事に取り掛かる…というのは原作や映画にもあった設定です。
■ 1話:自転車で追い越される巧
1話の開始4分過ぎ、CMに入る前にスポンサーのテロップが出るシーンで、自転車で通勤中の巧が、同じく自転車で登校中の中学生に次々と追い越されていきます。
これは映画でも似たようなシーンがありましたね。
■ 3話:転校生の車のナンバー
3話終盤、自分だけは佑司を信じると巧が転校生の父に言ったシーン。
転校生の父は車に乗って去りますが、その時写ったナンバーは「87-82」(=やなやつ)でした。
■ 4話:ゆうじの成長記録
澪が押入れで見つけた「ゆうじの成長記録」と書かれた箱。
中には思い出の品と、その説明書きが入ってました。
ティーカップ
結婚式の引き出物で頂いたカップ。
佑司、3才3ヶ月。
気を引きたくてわざとこわす。
フォーク
離乳食から使っていたフォーク。
2才8ヶ月。
嫌いなピーマンを食べたくなくてやつあたり。
これらに加えて四葉のクローバー入りの封筒も入ってました(中3の時に澪が巧に送ったもの)。
■ 1〜6話:増える逆さてるてる坊主
序盤に「いま、会いにゆきます」のタイトルと共に毎回写る「逆さてるてる坊主」。
これはてるてる坊主の数が話数と一致していて、話が進むにつれて1つづつ増えています。7話以降も増えていくと思うので注目してみると面白いかも?
1話
2話
3話
4話
5話
6話
■ 佑司の誕生日&澪の命日 … 6月16日
1話で「6/16 ゆうじの誕生日!! おばあちゃん家に行く?」というメモが秋穂家の壁に貼ってありました。記憶力の悪い巧は色々メモしているみたいです。ちなみに映画版の佑司の誕生日は7月27日。
■ 図書館の名前 … 露咲図書館
巧と万里子が働く図書館。老人の館長がいるなど、原作&映画の司法書士事務所と同じ役割?
■ 移動図書館の名前 … 移動図書館「わくわく号」
トラックを改造して移動図書館に。町中を巡回していますが、巧は助手席に乗れないので自転車で付いて回っています。
■ 菊池夫妻のケーキ屋 … かなりうまいケーキ屋
都会から引っ越してきた菊池夫妻が営む、オープンして間もないケーキ屋。
看板には店名の隣に「四つ葉のクローバー」のイラストが入ってます。
店主のおすすめはケーキによく合うハーブティー?(3話)
■ 巧と澪が通った中学校 … 露咲中学校
2話。澪が描いた絵が「全国中高生美術展」で入選したことを知らせる新聞記事に出ていました。
ちなみに映画版の高校名は「桜雨高等学校」。
■ 金魚の名前
佑司のクラスでは3匹の金魚を飼っているみたいです。
金魚当番の佑司は、3話で転校生に名前を教えていました。
太ってるの … マリア
細長いの … ウェンディ
黒いの … ボブ
■ 3話:走れメロス
1940年(昭和15)発表の太宰治の短編小説。
牧人メロスと親友のセリヌンティウスの友情がテーマで、友情の美しさと尊さが描かれている。
澪が「走れメロス」を好きなのはドラマオリジナルの設定。
ネット図書館・
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新潮文庫などから文庫本も発売中。