話 |
1987年(サク&アキ) |
2004年(大人サク) |
テーマ・見どころ |
1話 |
弔辞を読む亜紀の姿に 恋に落ちたサク
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ラジオをきっかけに親しくなる
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ボウズに頼まれてラジオ投稿
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ウォークマン当選
でも嘘の投稿をしたことで
アキに責められる
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サクはテープで謝罪
堤防でアキが告白 |
仕事中に過労で倒れて入院
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ラジオからアキを想わせる 投稿が
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病院から抜け出し
ラジオステーションへ行くが アキがいるはずもない
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アキを失ってから 17回目の誕生日を迎える |
・1987年を意識した 設定や時代感
・高校生のピュアな恋愛
・今の時代には新鮮な ウォークマンによる交換日記
・カウントダウンが印象的な アキの告白
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「…好きよ、サクちゃん。大好きだよ」 |
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2話 |
付き合い始めたものの 仲が進展しないサクは焦る
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学級委員がアキの唇を奪う
サクは激怒
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祖父の恋人の骨を盗む
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アジサイの丘。サクは
そのままのアキでいいと言い ファーストキス
| 谷田部からの手紙を頼りに サクは故郷へ
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遺骨を撒くために
思い出のアジサイの丘へ
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アキを象徴するピンクの
アジサイが一本もなく
撒くことができない
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・純粋だからこそのサクの嫉妬
・40年に渡る祖父の純愛
・いい子を演じてきたアキの
心境の変化
・二人のファーストキス
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「汚いところも、ズルいところも、ダメなところも、
シミやシワも好きになれるような、そういうのがいい」 |
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3話 |
突然の祖父の死
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遺骨の撒き場所に困ったサク
骨をなくしたと嘘をつく
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アキは泥まみれになって探す
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アキの協力もあって
廃駅で散骨
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祖父を失った哀しみから
泣き崩れるサクを
優しく抱きしめるアキ
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サクを追って明希も故郷へ
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サクは明希を両親に紹介。
明希の息子・一樹の父代わ りになっていたサク
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17年前を思い出し、
明希に抱擁してもらうサク
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・廃駅での二人の散骨〜
遺骨で結ばれる永遠の愛
・亡き恋人の元で眠ろうという
葛生の詩
・子どもの時に交わした サクと祖父の約束
・アキの母性的な抱擁
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「世界っていうのは、抱きしめてくれる人のことで。その腕の中は、暖かくて。
お祖父ちゃん、好きな人を亡くすのは、だから辛いんだよ」 |
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4話 |
陸上の県予選が迫るアキは
猛練習の日々
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大木が東京にいる 彼女の元へ行こうとする
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県予選を放棄して
皆は大木を追って走る
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二人だけの最後のレース
12秒91でアキの自己ベスト
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担任の谷田部との再会
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陸上部の練習を見て
アキを思い出す
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アキを忘れられない苦悩の
17年を谷田部に告白
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谷田部「私が覚えてるから 忘れなさい…」
| ・大木と智世の 青春サイドストーリー
・やらないで失敗するより やって失敗した方がいい
・「リンダリンダ」などの 80年代ソング
・大人サクの哀しみを受け 止める谷田部との会話
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「すれ違いながら走り続ける人生の中で、想いがひとつになる瞬間なんて、 ごくたまに、本当にごくたまにしかなくて。
だとしたら、こんな顔を見られる僕は、なんて幸せなんだろう」 |
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5話 |
大木の招待で夢島という 無人島へ渡る
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海で泳いだりして
幸せなひと時を過ごす
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大木は先に帰り
二人だけの夜
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蛍を見ながら
幸せを実感するサクとアキ
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翌朝、アキが倒れる…
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押入れから夢島の写真を 取り出す
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一番楽しかった夢島のことを 明希に語る
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明希は先に帰京。 サクは17年ぶりに夢島へ
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タイムポストにアキの テープを見つける
残されたアキの声を聞いて涙
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・物語のハイライト、夢島へ
・最後の輝きとも言える 二人の眩しい姿
・与えられた幸せを かみ締める二人
・残されたアキのテープとの 17年目の再会
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「サクちゃん、私ね、わかったんだ。幸せって、すごく単純なことだね。 サクちゃんがいて、私がいることなんだよね」 |
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6話 |
アキは救急車で運ばれ、
白血病と診断される
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入院先を知らないサクは
会えない日々が続く。
アキは無菌室での治療
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アキを元気づけるために
ロミオとジュリエットを
アキの病室で演じる
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父に許され1ヶ月ぶりに再会
涙を流しながら抱擁
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残されたテープを 繰り返し聞く日々
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なぜ自分が生きているのか わからなくなるサク
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神社に立ち寄るが
アキのいない世界に
願いごとがないことに気づく
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サクは夜の海へと入水…
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・入院中のアキのために できることとは?
・真(アキ父)の屈折した態度
・大人サクが17年前から 逃げてきたひとつの答え
・会いたかった二人の 涙の再会〜抱擁シーン
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「何でテープ返してくれなかったの? ずっと前のテープ聞いてたんだよ。 学校の行事の方が大事なの? 浮気とかしてない?」 |
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7話 |
青年患者・真島と知り合った アキ
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自分の病名を疑うアキは
真島と同じ白血病だと知る
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外泊許可が出て、久しぶりに 登校。サクの家で夕食を
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真島が死去。悲観的になった アキは一人で夜の海へ
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死のうとするアキを
サクが励まし支える
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入水自殺に失敗したサク
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この17年で何を得たのかを 考える
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サクに会いに、明希の息子・
一樹が一人でやって来る
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アキを失ったが、目の前には 一樹がいる…
サクは一樹を抱きしめる
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・何かを失うことは、 何かを得ること
・難病でもめげない 真島の前向きな姿勢
・アキの松本家訪問〜 ささやかな幸せを知る
・夜の海で叫びあう 二人の対話シーン
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「サクちゃん。何かを失うことは、何かを得ることだって、わかる? きっと前の私だったら、今日のこと、ここまで喜べなかったと思ってさ」 |
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8話 |
アキが心配だが、サクは 修学旅行でオーストラリアへ
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サク帰国後、
自分といてもいいことはない と、アキは会うことを拒む
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まだ好きと言ってないことに 気づいたサクは
婚姻届片手にプロポーズ
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死のうとしたことで逆に 生きたいことがわかったサク
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ゆるやかな時の流れを感じる
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写真館を訪れ、 3人で家族写真を撮る
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サクは二人を幸せにしたい と思う
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・アキのいない世界の中心 (ウルル)は空虚
・明日死ぬとしたら 何がしたいか?
・何もしてあげられないと 身を引くアキに対して
アキがいるだけで幸せだと プロポーズするサク
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「サクちゃん…。私、もうサクちゃんにあげられるもの、何もないよ。 私といても、いいことなんてないよ。もう何もないけど、ほんとにそれでもいいのかな…」 |
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9話 |
治療に進展のない辛い日々
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写真だけの結婚式を 挙げることに
↓
ウェディング姿のアキに
サクは幸せのあまり涙
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面会謝絶で会えない日々
久しぶりに再会すると
アキはスキンヘッドに…
↓
アキの最後の願いである
ウルルの空を見せようと誓う
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アキとの最期の日々を 明希に語る
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話したことで心が少し軽くなり
明希の優しさを知る
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明希と一樹は先に帰京
↓
サクとの別れを拒んだ一樹に 一台のバイクが…
↓
助けるため飛び出したサクは
遺骨の入った小瓶を落として 割ってしまう
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・辛い日々の中に幸せを
見つけようとする
二人の結婚写真
・厳格だった真の改心
・スキンヘッド姿に なってしまったアキ
・ビニール越しの哀しいキス
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「何を希望と言うのだろう。何を絶望と呼ぶのだろう。何を生きると言うのだろう。
もう何も、僕には何もわからなくなった…」 |
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10話 |
最後の願いを叶えるため ウルル行きを決意した二人
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両親にテープを残して
アキは病院を抜け出す
↓
アキは一人でウルルへ
行こうとするが、
サクは追いつく
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空港に着いた二人だが
アキは意識を失う
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サク「助けてください…」
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一樹を助けようとして
バイクにひかれた明希。
病院へと運ばれ手術。
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サクと一樹はただ 祈るしかなかった
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割れた小瓶と遺骨は そのまま道路に
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雨に流されて 遺骨はもうなかった…
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・死が明確に見えてきた 二人の悲しい旅路
・廣瀬家の最後の晩餐
・最後まで生きたいように
生きるアキの姿
・サクの悲痛な叫び
「助けてください…」
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「僕が生きてきた中で、アキがいなかった日はなかった」
「助けてください…助けてください…」 |
最終話 |
空港で倒れたアキ。
病院へと運ばれるが
手遅れでアキ夭折。
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サクはアキの死を受け 入れ難く、葬儀にも欠席
↓
アキの両親と共に ウルルで散骨することに
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だが撒くことができず 世界の中心で愛をさけぶ
↓
アキの骨と共に生きるサク
医師になるため勉強の日々
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緊急手術を受けた明希は
一命を取り留める。
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サクは17年ぶりに廣瀬家へ
↓
17年前に渡せなかった
絵本が、真から手渡される
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真から遺骨を分けてもらい
グラウンドで走りながら散骨
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明希と一樹を自転車の 後ろに乗せて 走り続けるサク。
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・アキを亡くしたサクの喪失感
・世界の中心での絶叫
・絵本に込められた
アキのラストメッセージ
・走り続けることを誓う
アキの散骨
・走り続けた後の再会
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「生きている限り、君と僕とは遠くなるばかりだろう。
だけど、僕は走ることをやめない。
走り続ける僕たちの足跡は、君がいた証だから。
走り終わったその時に、君に笑って会えるだろう――」 |
話 |
1987年(サク&アキ) |
2004年(大人サク) |
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