2009.2.21up
♥6話のカップル
啓(玉木宏)――
玲子(小島聖) →ゴルフ練習場
愛瑠(香里奈)――
旺次郎(松田翔太) →公園で撮影
菊田(谷原章介)――
芽衣(貫地谷しほり) →お台場で食事
諭吉(DAIGO)――
海里(吉高由里子) →バーでカリカリ
(愛瑠) ウサも旺ちゃんも菊リンも、みんな好きよ
もちろんユッキーもね
(旺次郎) 素直じゃねえな
っていうかね、いつも好きな人とか、彼氏がいるっていうのおかしくない?
若い女はみんなそうだろ
それがしんどいな
誕生日とかクリスマス、別に一人でも寂しくないし
寂しいから恋愛するのはダメ?
そういうの錯覚だから
他人じゃなくて、自分に恋する季節も必要じゃない
あ、あたしってがんばってんなーとか
かわいげねえな
そう、かわいげないんだあたし
男のことでキャッキャしろよ
できないできない
おまえがおかしくなるとこ見てみたいな
盛り上がって、泣いたり怒ったり
ないない、そんなあたし、今まで生きてきたあたしが笑っちゃうよ
笑っちゃえよ
誰かをホントに好きになって、好きすぎて泣きながら笑っちゃえよ
(芽衣) 啓のことが好き
もうここまで言葉が出そうでした
(菊田) そう
でも我慢しました
生涯で一番好き?
…はい
だけど、結婚相手はそれじゃいけない
そう思うんです
いつも心配で、いい方向にいかないと自分のせいだって思っちゃうだろうし
それって重いっていうか、絶対相手にストレスだと思うんです
尽くすって、女性の美学みたいに言われてるけど
優しい人ならなおさら、彼女のためにも頑張らないとって
二人分のプレッシャーで生きなくちゃいけない
啓には、自由に伸び伸び生きて欲しいんです
君は、彼がすごいことをやる人間だと、本気で思ってるんだね
はい
私も肩の力を抜いて、私らしく、その人もそうで
それがなんか、ありふれてて普通の幸せっていうか
まさに相性がいい
そう感じる人が、気になる人ってことだね
好きでも別れるなんて、上等な女性にしかできない
多くの人が理解できないだろう
君は先のことを見れる人だ
ずっと先をね
(玲子) これが私たち夫婦のあり方なの
(玲子の夫) 嫉妬や束縛などを超越しているのさ
真実の愛情とは、その領域にある
ええ
程度が低い人間たちは、愛とセックスを結びつけたがるが
はっきり言ってそれは無関係なんだ
動物だよ、獣だよそんなもので引き合うのなら
そしてそこには必ず飽きがくるものでしょう
そう、どんなそそられる相手もね、時間が経てば飽きてしまう
そして、価値観が違うなどとグズグズしたことを言って別れるだけさ
そしてまた別の相手に恋をする
恋というと聞こえはいいが、要はセックスで惹かれたに過ぎない
飽きてしまえば途方に暮れ、苛立ち、終わる
先に飽きられて、まだ飽きてない方が未練で涙を流す
はっきり言って滑稽だね、笑い話だよ
わかるかい、本当の愛とはね
そんなものを超越しているものなんだ
人間はね、いい加減、精神的に進化しないといけない
セックスはプレーに過ぎない
食事や買物、欲求のひとつに過ぎないのだよ
(啓) 本当にそうなんですか
失恋ってそんなに笑える話ですか
俺が誰かに惹かれるのは、抱きたいからだけじゃない
人間は進化しなくちゃいけない?
ロボットになれってことですか
そんなのつまんない
この人しかいないってトチ狂って、盛り上がる
泣いて、笑って、はしゃいで
焼もち焼いて、めっちゃ束縛したくて
重たいかって我慢して
眠れなくて朝になっちゃって
鏡見たらパンダみたいにクマできちゃって
元をたどれば動物なんだ
バカな獣でいいじゃないか
オロオロしちゃってバイアグラ発明する
滑稽だから人間なんだ
あんたはいい
勝手に仙人でもロボットにでもなればいい
だけど玲子さんは違うと思う
好きでもない男に抱かれてたら、そのうち絶対おかしくなる
なにがエマニエル夫人だよ
愛してるとは思えないよ、俺は死んでもできないね
バカな焼もち焼きの低脳でもかまわない
好きな女にそんなことさせられない
いろいろ経験したって変わらないし、大人になろうが変わらない
小さい時からみんなピンク色が大好きなんだ
女はみんなメルヘンなんだ
(玲子の夫) 自分が間男だというのも忘れて、支離滅裂に謳い上げてしまう
宇佐美君とか言ったね、面白い青年だ
胸に響くというのかね、言霊というのか
私のような職業の者には、本来ぜひにとも欲しい、羨ましい資質だね
(玲子) ええ
玲子、辛いなら辞めてもいいんだよ
いいえ大丈夫よ、あなただって辛いんだもの
もう一度他の選択肢も…
これが私の仕事だから
すまない
■6話の伏線のまとめ
・玲子の仕事とは?
・芽衣が気になる人は菊田ではない (残るは諭吉か旺次郎)
・菊田の亡き恋人は旺次郎に似ていた。ラブシャッフルの目的、そして海里に傷つけてもいいと言ったことの真意は?
--感想--
ラブシャッフル1週目は友情やプロフィールが中心だったけど、2週目は恋愛モード全開。
旺次郎と海里など、ラブシャー相手は関係なくカップルができつつあるけど、物語の中心にあるのは、やはり啓と芽衣。
芽衣の気ままさや心変わりに振り回される形で二人の関係は進展してきたけど、6話では恋愛と結婚は違うというところに着地。
生涯で一番好きだけど、それだけでは結婚は上手くいかないという芽衣のセリフは、今作のテーマ「愛情よりも相性」を体現していたのではないでしょうか。
一人でも寂しくないとどこか冷めている愛瑠に、男のことで盛り上がって泣いたり笑ったりしろよ、と旺次郎。
玲子の夫に対して、啓も似たようなことを言っています。
これは今後の愛瑠と啓の関係を示唆しているような気がします。
愛瑠の変化を通して、人を好きになることの素晴らしさが描かれるといいですね。
菊田の恋人が旺次郎に似ていた、というのは意外感がありました。
もしラブシャッフルの目的が旺次郎なら、旺次郎と相性のいい海里を参加させるのは矛盾してますね。
なのでそんな単純ではないのでしょう。
菊田の目的や意図が気になります。