世界の中心で、愛をさけぶ
セカチューの謎

"MYSTERY" OF SEKACHU-.  

Q05. 冥界からの電話


5話。夢島の廃宿で一夜を過ごすことになるサクと亜紀ですが、亜紀は謎の電話音によって目を覚まします。 その電話音はサクには聞こえません。「プルルルル…」という効果音が入るので、視聴者には聞こえます。

[5話・夢島]
鳴ってる…電話
(と言って起き、宿の外に出る亜紀)
アキ…ほんとに何も聞こえないんだけど
サクちゃん、耳悪いんじゃない?

亜紀にしか聞こえない謎の電話音。一体何だったの?という疑問が沸きますが、意外にもこの電話音は5話以外にも登場しています。

当サイトBBSの投稿より。

空港のシーンで,サクが搭乗手続きをしている最中に亜紀が倒れる訳ですが,その瞬間にもカウンターの電話が鳴っていましたね。
夢島の夜の蛍の場面といい,亜紀の容態が悪化し幻聴に襲われるようになる場面といい,このドラマではよくよく電話が「冥界からの使者」的な使い方をされていますね。
(にわかマニアさん)

(゜ロ゜)ギョエ!! まったく気づきませんでした…。
見直したところ、9話の写真館での結婚式直後、容態が悪化したシーンで亜紀が5話と同様の電話音を聞き、そばにいた母・綾子に「電話…」と言って不安そうに耳を塞ぎます。

また10話でも、空港でサクの搭乗手続きを待っている間、亜紀が同様の電話音を聞き、倒れこみます。
この2シーンは効果音が入っているので視聴者にも聞こえます。

5話の電話は夢島で倒れる前夜、9話は本格的に体調が悪化する前触れとして、10話は意識を失う直前と、いずれも不吉な前兆として亜紀は電話音を聞いています。

少しオカルトっぽくなりますが、冥界からの電話と解釈すると納得できますね。
細かい演出&伏線に脱帽です。

*11/3追記
この電話音は現実的に捉えると「耳鳴り」なのですが、「耳鳴り」は「貧血」の主な症状とのこと。そして「貧血」は赤血球が減少することによって起こる、白血病の症状のひとつです。
つまり「白血病の症状」のひとつである耳鳴りを、亜紀の身に起こる「危険信号」として演出しているわけですね(それをここでは冥界からの電話と解釈)。やはり細かい演出だなと思います。

(耳鳴り・貧血・白血病についての参考サイト1 / 参考サイト2


2004/09/26 UP
2004/11/03 追記




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