暗い作品研究所
おまえたちが絶望のどん底に沈んだということ
そのことには、敬意を払うべき多くのものが秘められている
というのも、おまえたちは魂を売り渡す方法を身につけなかったし、卑小な保身術に染まらなかったからである
魂を売り渡すよりも、むしろ絶望するがいい
まことに、わたしがおまえたちを愛するのは、
おまえたちが今どき上手に生きる術を知らないからだ
それでこそ、おまえたちは――最も誠実な生き方をしているのだ!
(ニーチェ「ツァラトゥストラはこう言った」)
( ´~`)ノハーイ
ふみっこは10代の頃から
暗いもの全般が好きでした
(o゜~゜)oホエ?
それはふみっこ自身が
暗かったからという
単純な理由です
(´~`)アハハ
多くの人は
明るいもの
楽しいものを求めますが
人生には必ず
明暗があります
(゜~゜)
なので暗に直面する状況を
誰でも避けることはできないのに
暗は一般的に
よくないもの
つまらないもの
なるべく遠ざけたいもの
として捉えられています
(゜~゜)
そして暗いものには蓋をして
それを見ようともしません
(゜~゜)
そんな明人間は
この世の価値観のうち
半分しか見ていないということであり
それはもったいないことだと思います
(o゜~゜)oホエ?
人間はどうしようもない存在なのかもしれない
生きることは苦しみでしかないのかもしれない
この先生きていても何もいいことはないだろう
それを知ると
人生がどうでもよくなり
何の後悔もなく
気楽に死ぬことができます
(´~`o)ぽっくり
というのは冗談ですが
(゜Д゜)ハァ?
ところで哲学者ニーチェは
悲観主義こそが
もっともたくましい生き方だ
と言っています
(o゜~゜)oホエ?
それは楽観主義者は
現実の悲惨さや残酷さを
見ようとしないからです
(゜~゜)
なぜかというと
そういう状況に直面すると
精神が耐えられないので
そういう局面からは
逃げ出すというわけです
,,,,,,,,,,,(((((ノ´ロ`)ノ
そのわかりやすい例は
映画やドラマの結末が
救いようのない暗いものだったとします
(´ロ`)どんより
するとただのフィクションにも関わらず
楽観主義者からは非難の声が上がります
(ノ゜~゜)ノ
なぜなら楽観主義者とは
常に明るい見通しや
楽しいことや
救いや希望がないと
生きていけないからです
(´~`)アハハ
なのでたとえ虚構でも
明るく楽しいものにしがみついて
暗いものや真実を恐れます
(ノ´~`)ノ
しかし真のたくましさとは
悲観的な状況を受け入れ
その精神の負荷に耐えて
それでもなお生きようとする意志なのです
(゜~゜)ノぁぃ
つまり暗い世界にふれて
人生の暗部を知ることは
精神に負荷を与えることであり
強く生きるための
メンタルトレーニングに役立ちます
(*^~^*)ノハーイ
ということで次週から
ふみっこの好きな暗い作品を紹介していきます
(o゜~゜)ノぁぃ
○暗い作品研究所index
1. 二十歳の原点
2. 自殺直前日記
3. ラ・ロシュフコー箴言集
4. 人間とは何か
5. 倫理とは何か
6. 逆説のニヒリズム
7. バタフライ・キス
8. 死にいたる病
9. 悲劇の誕生