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.最終話の考察Part1 (12月17日討論/参加者10名)
[京助の愛][次郎の愛][みゆきの愛][最終話の感想]について
■京助の愛...

taki> う〜ん?正直、消化する時間が欲しいかな.....。
taki> 受け取り方が、難しい.....。
taki> いま、全体通して考えるのは、俺は無理だわ。
コロ> そうかな?簡単に受け取ったけど…>taki
taki> どうゆうふうに?>コロ
コロ> 京助が引き金を引いたのが愛かどうかってことでしょ?>taki
ribon> 京助の同時に2人を想えない、そんな自分が許せないっていうの、わかる気がしたけど…
taki> それだけで、自己崩壊を説明するのに、言葉が足りなさすぎる>2人を想う
phase> 拳銃の引き金をひくっていうのは境界を超えることの例えだね
コロ> 争いを好まない京助がみゆきの為に引き金をひいた。そこに僕は京助の愛を感じた。
phase> 愛を形で表そうとしたからああなったのかな?
コロ> あの一瞬に愛はあった……と思う。
kiku> 私もあったと思う>コロ
phase> 僕はみゆきのためじゃなくて自分のためだと思った>コロ
phase> 単に自分の辛さから逃げ出すために引き金をひいたんだと思うけどなあ
コロ> なるほど、ふむふむ>phase
ふみ> どんな辛さ?>phase
phase> 考えるつらさ伝えるつらさ耐えるつらさ
ribon> 結局心が壊れてしまったのだから逃げかな>phase
ダン> 同じ辛さがあったら男は耐えられない。個人差はあるだろうけど。
taki> 自分のワクをこえて、愛を証明しようとした京助。その結果、自己崩壊。愛にそこまでした人が「美しい人」なのか?な?
taki> 京助はそれほどみゆきを愛したってことじゃないかなあ
コロ> 同感だね>taki

ふみ> みんなは、京助は最終的にみゆきと祥子のどっちを愛してたと思う?
ribon> 京助の本当の愛は祥子に対するものだけだったのでは。
singo> 救われる愛…たしかに京助はみゆきに救われたね、壊れてしまったけど。
一瞬だけど、祥子への愛がよみがえったように。
taki> 大きすぎる愛を自己が受け止められなかった>京助
kiku> 選ぶことができずに、壊れてしまったようにも感じた。
ribon> 比べようもないと言っていたけど、京助は祥子を愛してた。
ふみ> 1話から最終話まで根底に流れてると思う>祥子への愛
taki> 僕は京助は祥子への愛はもうなくなった。と見てるんだけども。引き金の瞬間で。
ふみ> じゃあ自己崩壊後の「祥子…」発言は?>taki
taki> 自己を支える根底に祥子がいて、それをなくしてみゆきを愛さなくては、愛ではない。と言う意味だったのかな?>壊れる
taki> あれは、ただの残存の記憶だと思うけど>ふみ
ふみ> なるほど>taki
phase> 愛してたら(6話で)裏切ったって思うかな>京助の祥子への愛
singo> もし祥子への愛が偽者ならば、京助はあんな風には壊れなかったはずでは。
ribon> 祥子に愛されていたと分かったことでさらに大きくなったのでは?>京助の祥子への愛
phase> 愛の中にもレベルがあるのか…
singo> 京助にとっては一人だから…理屈ではないからって言うのは、ちょっとずるい言い方だけどね。

ふみ> 京助って結局「美しい人」なのかな?
singo> 器が美しいのが京助で、中身が美しいのが次郎…(ちょっと書き方変だけど)
コロ> みゆきに対する京助の愛は引き金を引いたあの一瞬だけが本当で、それまでは偽物とまでは言わないけど、迷って悩んでいたように思いました。最後は壊れて過去に戻っちゃいましたが…
コロ> そして引き金をひかせたのが次郎なんですよね。
ribon> 同感です>コロ
singo> そうですね、一瞬だけど、確かに本物に近づいたと、私も思います>コロ
ribon> 自己を支えるものが愛とか…?
taki> 自分よりも人を愛した。その点では「美しい人」かも。
kiku> 「愛は生きているんだ」と言える京助は、美しいと感じた。

taki> う〜ん。僕はみゆきへの愛を取ったから京助は壊れたと思うのですが....。
taki> 京助にとって祥子への愛は「自分自身」だった。その後芽生えたみゆきへ
の愛によって壊れたのかなあ。祥子への愛は「自分」だから...。
ふみ> 僕もtakiに賛成かなぁ。なんかそう思いたい。
コロ> 限界を超えたから壊れたんじゃないの?>taki
taki> それだけじゃない。と思うのよ>コロ
singo> 私はそれは祥子(みゆきとしての祥子)への愛が、本物に近かったという証明だと思いました。
taki> うむ。まとまってない。かな?(汗)
taki> そんなに単純に自分は壊れないから。でも、それで俺は混乱してるけど(笑)
taki> でも、わかってても恐くならない?愛で自分が壊れることが。

コロ> うーん、みゆきを京助がコピーと思っていたかどうかで、論点が狂うな…(^^;
taki> あ、わかった。それが俺の混乱の元だ(笑)>コロ
taki> そこで、祥子への愛かみゆきへの愛かわかれるもんね。
taki> コピー論は難しい。どうだろう。みんなは?
ribon> みゆきに「元の顔に戻してほしい。壊れそうだ」と言われたのは堪えたんじゃないかな>京助
ふみ> うーん。さっきから混乱中…
ダン> 俺もずっと混乱中(笑)
コロ> 必要以上に難しく考えて、当初の感動を忘れつつある(笑)
singo> もし、祥子が生き返って、しかし肉体は別で、でも愛してるのは一人で、そして追い詰められてく…そんなの現実に起こったら、京助でなくても壊れるのでは…
ribon> 京助はコピーのつもりじゃなくなってたけど、みゆきが自分がコピーと感じ続ける。
singo> 確かに神の領域だよなぁ、京助が言うとおり。
taki> ですよね〜>singo
kiku> 祥子とみゆきとの間で混乱していた京助が引き金を引いたとき、みゆきに向かう決心をしたように思った。そんな自分を許せず、壊れて祥子を思う自分に返ったような…
taki> なるほど。しかし、祥子に帰ったかどうかは疑問なのよ>kiku

コロ> ホントかウソか、わかりませんが、京助、みゆき、次郎、それぞれの愛は確かに見たように思います。それらのどれを美しいと感じるのか、それを問われているように思えてきました。
taki> そう思うよ。野島氏にしてやられた(う〜)>コロ

■次郎の愛...

singo> 私は次郎の愛が、一番本当の愛に近いように思えてならないのですが…
phase> ぼくも次郎だと思ってます>singo
コロ> ホントの愛かはわかりませんが次郎には共感するものがありました>singo

taki> そうかな?じゃあ、なぜみゆきを撃ったのだ?>次郎
phase> 永遠に自分の「もの」にするため>みゆきを撃った次郎
ダン> ところで、次郎を撃ったところで岬の愛の証明になるところがなんだか消化できん…
singo> 京助は愛を証明してないのでは>ダン
taki> そこなんだよ。みゆきを「解放」と「愛する」は撃つにつながらないでしょ>ダン
phase> 人を殺してまで愛する人を守れるか?かな>証明
singo> 私も、次郎の愛が本当がどうか、はっきりしませんが、そう思えるのは、そこに純という存在が最後までいるからです。
コロ> 人を殺めても、醜くても、京助に愛はあったと思う。京助の愛がね。愛は絶対じゃないから>singo
ダン> 何を捨てるか、何を守るか、それが愛、かな?自分を持ちながら自分を捨てる刹那的なバランス
kiku> どこまで相手のことを思いあって行動できるか、という愛?
ribon> 次郎は純に救われる。
singo> そう、救われる…そんな次郎を本物と信じたいです>ribon
コロ> 屋上のシーンに本当の愛があったのかわからないけど、はったりではなかった次郎が一番光って見えた。

taki> これからも、次郎はみゆきを遠くで愛し続ける。ならば、愛に近づいていっているのでは?
ribon> 次郎は本物になっていきそう>singo
singo> 純がいるからね、そう信じたい>ribon
kiku> 純の存在と、京助の姿で愛に近づいたと思う。
ダン> 次郎は時にゆだねるでしょう。今後の自分を。
taki> 次郎は中盤の「自己存在」をみゆきにあずけている形から、純との関わりあいで救われていく。そして愛に目覚めていく。
taki> 次郎の愛は始まったばかりじゃないかなあ?
ダン> そうだね。次郎のエンディングは前向き(^^)
taki> だよね〜。純(天使)に導かれる>ダン
コロ> 京助は次郎がいなかったら愛を証明できなかったし、次郎もまた京助と対立することで愛に目覚めた…気がする。

ふみ> 次郎の愛が偽物で救いがないとしたら、野島さんは次郎を殺してるかな?
singo> 俺もそう思うよ>ふみ
コロ> じゃあ、壊れてしまった京助の愛は偽物?>ふみ
ふみ> 本物だから壊れてしまったとか>コロ
コロ> 壊れてしまった京助を見て、京助の祥子に対する愛も本物だった…と描いているように思えた。

ダン > 悪魔の声ってなんだったんだろう?>次郎
ribon> 何かにとらわれてしまった気持ち>悪魔の声
kiku> 悪魔の声に導かれていた次郎が、天使に導かれていく。そして本当の愛に近づくということかな。

■みゆきの愛...

singo> たとえば、誰が一番本当の愛に近づいたと思いますか。
taki> それはまちがいなく、「みゆき」>singo
ダン> みゆきかな>本当の愛
ダン> エンディングでは「男は弱い」って事を言いたかったのかな?
phase> そうだね。たくましかったのは女性だけだね>ダン

singo> みゆきについては、あまり思いが入りません。やはり京助のみに必要とされる、哀しい存在のように感じてしまって…
コロ> 悲しく感じるsingoが悲しく感じます。そういう自分も悲しいのかな?(><)
singo> だけど、記憶を戻し、戻された存在でしか愛されないカタチ…これが悲しくないですか>コロ
コロ> 一瞬でも愛されてるかもしれないみゆきを幸せだと思いませんか?>singo
singo> 祥子としてのみゆきだとしても?>コロ
コロ> あの時(屋上)のみゆきはコピーだったとは思いません>singo
taki> あ、決してそうではないね>コピーじゃない<コロ
singo> コピーでは決してなかったから、切なくそして悲しい…そんな感じです>コロ

taki> みゆきも愛してるから、離れるのは愛じゃない。最後に祥子と呼ばれても傍にいよう。と思ったのが愛だと思う。
taki> 愛されないからといって、離れるのはエゴだと思うのよ>みゆきの愛
ダン> みゆきが1番強く人を愛せたんじゃないかな?やっぱり母性は強しなのかなあ?
singo> そういう意味では、1番だと思います>ダン
kiku> みゆきは、屋上で京助の愛を感じたと思う。だから、今の京助も愛している。
kiku> こんなになるほど愛してくれている、それで充分という気持ち。
ふみ> ラストは強い母性に包まれた…ってことで、野島さんの願望なのかもね>ラストのみゆき
taki> 愛はつらいとかじゃなくて、身を滅すこともいとわないのが愛じゃないかなあ。
taki> つらいとか言ってる頃は本物じゃないと思うのよ>みゆきの愛
taki> 鞄を置いた時に、本物になったんじゃないかなあ>ラストシーン

■最終話の感想...

taki> むーぅ。自分が壊れるほどの愛を、今の俺には字に表しきれん。
コロ> 今回のドラマ見て、ある愛の形って捉えてるから、そんなに感情移入していなかったりする(笑)。だから単純にシナリオの秀逸さに感動した。
singo> 俺もそうかもね。シナリオの透明さはすばらしかった>コロ
taki> 結局、完成度は高かったなあ>シナリオ
たてこ> 最初の頃がよかった…
たてこ> 先生壊れるし…あああ…
ふみ> なんか予想外な展開だったけど、屋上での対決と刑務所のシーン良かった…。
ふみ> あと「愛は生きてるんだよ」っていうのも心に残った。自分の感情を押し付けたりモノ扱いしたら愛じゃないよね。
kiku> 次郎の姿に救いを感じました。
ダン> 純と次郎は救われた感じがしてよかった。みゆきと京助はあれでいいのか?とまだよくわからない(笑)
kiku> やっぱり胸が痛むドラマだったな。
singo> みゆきのような愛を、どこかで捨てきれない自分の隙間を確認してしまいました。
とーや> 野島氏は「世紀末の詩」で「愛」に絶対を、永遠を求めた。
とーや> 「美しい人」では、その高尚なる「愛」を得る難しさを淡々と語っていたように感じた。
とーや> 愛の形はあると「世紀末の詩」では結論づけたけれど、それさえも「難しい」と表わした…。
とーや> 次の野島氏ドラマに期待する。特に「新世紀の詩」に。
taki> とりあえずは...。
taki> 愛によって壊れてしまった京助に自分が混乱してしまった。わかっていても愛は人を壊す。そんな部分をさらに思い知らされた気がしました。人を愛すること は恐いことだと....。
kiku> いろんな愛のカタチがあるんだよね。


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