各話のあらすじは
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ここでは印象的なセリフを抜粋しています。
最終話「薔薇を売る花屋〜涙の一滴(しずく)」名セリフ (3/25up)
英治は雫に電話して、実の父ではないことを告げる。
(英治) 俺は、君のお母さんが
君のことを無事に産んでくれればと…励まし続けてきた
でももしかしたら、違う方法もあったかもしれない
そうすれば君のお母さんは、死なずに済んだかもしれないって…
そうやってずっと悔やんで生きてきたんだ
だからせめて、償いとして君を育ててきた
大変だったけど、将来の目標もなかった俺にとって
君はいつしか、生きる意味となっていった…
英治との交換条件で、神山は父の手術に駆けつけ、無事成功する。
(美桜) 彼は、私じゃなくても他に困っている人がいたら、きっと
(神山) だったらなおさらさ、俺そういうヤツ嫌いなんだよ
なんか、偽善者っていうか
彼はそうじゃないわ
偽善だとか人を批判する人に限って
実際、無償では何も与えようとしない人じゃないかしら
今までのことを英治に謝罪する院長。
(英治) それにルリさんのことは、俺に責任が…
(院長) 娘は一人でも産もうとしたはずだ、そうだろう?
君が側にいてくれなかったら、もしかしたら
雫も産まれることができなかったかもしれない
君が励まして見守ってくれた
そのお陰で、少なくとも孫は助かった
私はそう思う
謝罪もそうだが、改めて言わせてほしい
ありがとう
日本を離れる神山を、空港まで見送りに来た英治。
(神山) 俺たちは泣いたことがない
泣いても意味がないって、ガキの頃から思い知らされてきたからな
そのうち本当に出なくなっちまった
(英治) うん
あの子の名前、付けたのはやっぱりお前だろ
涙の、ひとしずく…
別れ際に英治から渡されたDVDを機内で見る神山。
それはルリのビデオレターだった。
(彼女) 私だってバカじゃないんだよ
これだけ連絡がなければ、きっと君に捨てられちゃったんだろうなって、感じてはいるの
だけどね、多分、それからが勝負なんだろうなって
私と君との勝負
私がこの子を産んで、それで普通に暮らしているの
君はきっと、私はどうしてるかなって、思い出すこともある
そのとき君が、今度は怖々と、きっと私たちに会いに来る
君は、本当に自分の子か?って聞くでしょうね
っていうか、絶対聞くのよ
もうその時は勝負ありね
私は勿体つけてこう言うの
君はお医者さんでしょ、DNA鑑定してみたら
君は、ハトが豆鉄砲
おいおい、こんなこと言う女だったっけ
バカじゃないって言ったけど、やっぱりバカな私
私の勝ちよ
ううん、私と、この子の勝ち
ウィナー
英治に手紙を残し、行き先を告げずに消える美桜。
(美桜) いつか雫ちゃんの作文の
あなたがどういう時に、幸せを感じるのかという質問
あなたは、お花屋さんと呼ばれる時、と答えてくれましたね
そんなささやかな幸福
あの時私は笑いましたけど、今は笑いません
笑いません
私は、いええ、ほとんどの人は、幸福の意味を知らないと思うからです
あなたのようには誰も、愛という意味も知らない
あなたのようには、きっと誰も
英治はフラワーショップ雫を再開し、新たにバラの花を置く。
それから1年後。
まだ美桜の居場所はわからなかった。
しかし英治の花屋にバラを出荷している平川バラ園が、美桜の父の苗字だと気づき、英治はバラ園を訪れる。
美桜と1年ぶりに再会し、英治は愛を告げる。
(英治) あなたはまるで花が咲くように笑う
その笑顔を俺は片時も忘れずに、ずっと探して、やっと見つけた
世界に一輪しか咲いてない
今日、その花を摘みに来ました
(美桜) 私は、身体中にトゲがある花なのよ
それに、あなたに辛いことたくさん…
知ってますか? バラの花言葉
…情熱?
他にあまり知られていないのがあるんです
「忘れてしまおう」
美桜は英治と一緒に暮らすことに。
英治の誕生日パーティー。
美桜、雫、院長、マスター、小野先生、菱田さん、直哉ら仲間たちが揃い、英治の誕生日を祝福する。
英治は幸せのあまり思わず涙が出そうになり、席を離れようとするが、それを美桜が制して…。
(美桜) 行かないで
ね、ここにいて
ずっと怖がって避けてたこの場所に
幸せの、真ん中に
あなたは誰の手も、決して離さない人だから
ここにいるのに、誰よりふさわしい人なの
美桜と雫に手を握られながら、幸せの笑顔で涙をこぼす英治…。
後日。フラワーショップ雫に、一輪のバラを持った少年が訪ねてくる。
(英治) 君…
いらっしゃい、よく来てくれたね
君に今すぐに言ってあげられる言葉が ひとつだけあるんだ
それでも、それでも人生は素晴らしい
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