野島作品ファンとしての管理人の個人的な感想です
■2007/03/26 … 最終話の感想
薔薇のない花屋 最終話「薔薇を売る花屋〜涙の一滴(しずく)」感想 (別ページ)
■2007/03/18 … 10話の感想
薔薇のない花屋10話「愛を取り戻すため」感想 (別ページ)
■2007/03/11 … 9話の感想
薔薇のない花屋9話「衝撃!全ての真実」感想 (別ページ)
■2007/03/04 … 8話の感想
薔薇のない花屋8話「さよなら父ちゃん」感想 (別ページ)
■2007/02/26 … 7話の感想
薔薇のない花屋7話「親が子供を叩く時」感想 (別ページ)
■2007/02/19 … 6話の感想
薔薇のない花屋6話「暴かれていく秘密」感想 (別ページ)
■2007/02/12 … 5話の感想
薔薇のない花屋5話「世界一長い告白!」感想 (別ページ)
■2007/02/05 … 4話の感想
薔薇のない花屋4話「明かされた過去〜3万人の子供たちへ」感想 (別ページ)
■2007/01/29 … 3話の感想
薔薇のない花屋3話「終電までに探して」感想 (別ページ)
■2007/01/22 … 2話の感想
薔薇のない花屋2話「花のように笑う人」感想 (別ページ)
■2007/01/14 … 1話の感想
薔薇のない花屋1話「北風と太陽」感想 (別ページ)
■2007/11/15 … 制作決定報道の感想
野島さん脚本ドラマとしては2005年「あいくるしい」以来約3年ぶり、昨年(2006年)は小説「スコットランドヤード・ゲーム」が5月に発売されたけど、それ以来約1年半ぶりの新作ということになります。
香取さん演じる主人公は、物静かで花が好きな男。というと、「美しい人」の岬先生(物静かでハーブが好き)の印象に近いのでしょうか。
香取さんの元気なイメージを消して静かな人物として描かれるなら、雰囲気は穏かで落ち着いた大人のドラマになりそうです。
妻と死別してお店を営みながら一人娘を育てるというのは、「世紀末の詩」7話の「恋するコッペパン」を彷彿とさせます。
タイトルの「薔薇のない花屋」からも、大切なもの、特別なものが失われた喪失感を感じさせます。
野島作品に度々登場した、愛する人との別れと再生は、「スコットランドヤード・ゲーム」でひとつの結論に達したと思うけど、今作もそれがひとつのテーマになりそうです。
また今作は、親子愛や隣人愛も描かれるヒューマンドラマとあり、それは前作の「あいくるしい」でもそうでした。
ショッキングなストーリー展開ではなく、人間愛を根底に穏かに描くという部分は共通しているかもしれませんし、近年の野島作品の傾向だと思います。
ただ「あいくるしい」は登場人物が多くて散漫な印象もあったけど、今作の登場人物は少なめ(?)なので、じっくり描かれるものになるんじゃないでしょうか。
現時点での情報を見る限りでは、野島ドラマとしてはインパクトが薄いというか穏かな印象が強いですが、続報を待ちたいと思います。