各話のあらすじは
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ここでは印象的なセリフを抜粋しています。
第9話「衝撃!全ての真実」名セリフ (3/11up)
自分と英治の関係を、小野先生と美桜に説明する外科医の影山。
(神山) 友達っていうより、同志ですよ
(小野) 同志?
(神山) ええ、大きな声じゃ言えないけどな、英治
(英治) 舜、よせよ
(神山) 名もなき戦士っていうんです
さすがに恋人には言えないか
(英治) そんなことないよ
(神山) そうか? 俺は話したことはない
(小野) どうしてです? 一番知って欲しいことなんじゃ
(神山) まさか
どうせわかりやしないし、変な同情されると腹が立ちますよ
心の中のトゲが、こう一斉にわっとトガる
(美桜) 薔薇にもトゲがあるわ
彼は、薔薇の花はお店では売らなかったんです
薔薇だけは
(神山) なるほどね、わからないでもない
俺たちはトゲの生えた薔薇だから
自分を、売り物にはしない
夜の公園で英治と神山の会話。
神山はビデオレターの彼女(ルリ)が死んだことを知らなかった…。
(神山) それじゃ、ルリが死んだのは俺のせいだっていうのか?
(英治) そんなこと言ってない
じゃあどういうことだよ
俺は二十歳そこそこの医学生だった
妊娠したなんて冗談じゃねえよ
留学も控えてたし
当然、堕ろさせて別れるつもりだった
それをお前が、ルリがショックを受けるから
自分が上手く言う、そう言って俺の代わりに話をつけるって
言ったよ、確かにそう
なのにどういうことだよ!
俺言えなかったんだよ、どうしてもルリちゃんに
言えなかっただと?
冗談じゃねえぞ!
…そうか、わかったぞ英治
お前、ルリに気があったんだろ
俺が捨てたら、俺のダチのお前だって会う理由はなくなる
それが嫌で言わなかった、そうなんだろ?
そのうち俺は留学して消える
その時、そばで優しく慰めてやりゃ
お前になびくことだって考えられる
お前はな、言えなかったんじゃない
わざと言わなかったんだよ
…そうだよ、舜
俺は最初から言うつもりはなかった
お前との別れ話を、彼女に言うつもりはなかった
それで挙句の果てに、出産に耐えきれず死んじまった
そうだ、俺が死なせたんだ
俺が彼女を死なせたんだ…
雨の日の出会いからのこと、英治についた嘘などを、きちんと説明しようとした美桜。
しかし英治は「もういいじゃないですか」と言い、話を聞こうとせず、自分のことも多くを語らない。
美桜はその態度にもどかしさを感じ、英治もマスターに相談する。
(英治) 俺って言葉足らずですかね
(マスター) 無口って程じゃねえけど
あ、彼女とおまえ、上手くいってないんだろ
っていうか…
俺はいいと思うけどな
外国じゃよ、アイラブユーだ、ジュテームだとか
しょっちゅう言わないと女は納得しないらしいけどよ
そんなもん気持ち悪いよ、正直
あんなの、愛の言葉の大安売りだよ
そうですよね
…でも時には、決めないといけないのかもしれないね
こう、身を切るように、自分を差し出すっていうか
自分を差し出す?
一撃必殺
日本男児渾身の、アイラブユー
いや違うな
愛してる
…はい
自分と向き合おうとしない英治から、美桜は離れる決意を固めて…
(美桜) お花屋さんは強いのね
俺はいいんだ
何にも執着しない
たやすく手放せちゃう
連れて逃げたってよかったのに
雫ちゃんのことも、私のことも
結局、誰も信じてない
誰も愛してない
…ごめんなさい、私がこんなこと言える立場じゃないわよね
(英治) いえ…
今まで本当に、ごめんなさい
いっぱい、いっぱいごめんなさい
さよなら…お花屋さん
マスターの助言に従って、美桜にバラの花束と愛の言葉を用意していた英治だが
結局渡すことができず、美桜は自分の元から離れて…
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