薔薇のない花屋

薔薇のない花屋 第7話「親が子供を叩く時」名セリフ・あらすじ

STORY.
各話のあらすじはフジ公式サイト>物語に掲載されています。
ここでは印象的なセリフを抜粋しています。

第7話「親が子供を叩く時」名セリフ (2/26up)


(英治) つまり、その何ていうか…
(美桜) 幸せな感じね
うん、俺そういうのそばで聞いてたり見てたりするのが好きなんですよね
そばで? 自分は入らないの?
俺はいいんです
どうして?
苦手なんでしょうね、たぶん
幸せが苦手? どういう意味?
そういう中にいると、少し怖くなるんですよね
きっと長くは続かないって
いつか神様に、この幸せは取り上げられちゃうんじゃないかなって
そんな風に身構えちゃうんです
俺はだから別にいいんです


(彼女) ねぇねぇ、いずれはみんな、星になるんだよ
なにを求めても、なにを集めても
結局、見えるものはなにも持ってはいけないの
だけど、愛と、勇気と、希望だけは持っていけるんだ
それが強ければ強いほど、夜空でキラキラ光れるんだ
ここだよ、ここだよ
私は、僕は、今ここにいるんだよ
消えたりなんかしてないんだよ
まだ守れるよ
たとえば、あなたが夜道に迷った時だって
ねえそれなのに、君は一体なにを求めてるの?
なにを集めようって思ってるの?

菱田から美桜の正体を聞いた小野先生は、美桜と二人で話を。

(小野) 苦しかったでしょう
あなたもきっと、とても
私だったら間違いなく、途中でギブしちゃうな
もう全部知らないって

あなたがお金を受け取った後、そのまま消えてしまったら
私はあなたを許さなかったと思う
ただ騙したひどい女だって、そう思ったわね
だけどあなたは残った
(美桜) でも、手術をしただなんて、もっと嘘を…
でも残った
私も女だからわかるの
それが、あなたの気持ちのすべてを表してるわ
そしてその気持ちを、もしかしたら汐見さんも感じている
だからあなたに何も聞かない、問い詰めたりしなかったんじゃないかしら
お花屋さんは私のことを?
そりゃあ菱田さんは私なんかより、先に彼に話すでしょう
もちろん彼は始めは信じなかったでしょうけど
菱田さんにせかされて、病院であなたを…

嘘に気づいた後も英治は自分を受け入れてくれたことを知り、泣き崩れる美桜。

(英治) 裁判イヤなんですよ、俺
そういうのって色々と調べられるでしょう
(美桜) だけどあなたは父親だから、今まできちんと育ててきたんだし
裁判はとにかくしません
雫は手放します
お花屋さん?
その方がいいんですよ
雫のためにも、俺のためにも
嘘よ、あなたのためだなんて
嘘じゃないんです
そうすれば時々は会えるんです、親子として
そういう風に約束してもらいましたから
お金のことだけじゃないのね
何を恐れてるの?
あなたは、本当は一体何を…
俺は何も恐れてなんかいません
嘘。私には嘘をつかないってそう言ってたでしょう?
…俺はいいんだ
え?
俺はいいんです
お花屋さん?
いつかこんな日が来ると思ってました
必ずいつかこんな日が
きっと神様は俺から…
お花屋さん?
すいません

裁判で争そうことを望まない英治は、自分から身を引き、雫を手放そうとする。
それを雫に説明する際、父ちゃんと離れたくないと言う雫の頬を叩き…。

(英治) 理由なんてどうだっていいんです
子どもを親が叩くなんて、許されません
しつけとか、愛のムチとか、そんなの勝手な言い草なんです
それで子どもがいい子になる、親の気持ちをわかって
ありえないですよ
そういう風に仮に見えたとしたら
それは子どもが怖いから、言うことを聞いたに過ぎないんです
子どもはバカじゃない
親のことが怖いから、聞いたフリをしてるだけなんです
別に納得したわけじゃない

本当に愛情があるんなら話せばいいんです
話して、それでもわからないなら、また話せばいいんです
そうやって何度も何度も、わかってくれるまで話せばいいんです
そういう果てしない忍耐が、本当の愛情なんです
実際、俺はイラ立ったんです
雫に無理やり言うこと聞かせようと思って
イラ立って、愛情よりもイラ立ちが勝って、それで…
俺は雫が生まれた時に誓ったんです
絶対に暴力は振るわない
大きな声で叱ったりしない
そういうことはしちゃいけないって、俺は誓ったんです
それなのに、俺は…俺は…
(マスター) もうよせよ
お前だって人間だよ
親だって人間だよ
完璧な人間なんているわけねえんだよ
やらかしちまうことだってあんだよ
後で謝りゃいいんだよ
ちとカッコ悪くてもよ、雫に謝ればいい
時にはダメなとこも見せていいんじゃないの
それが教育ってもんかもしれねえよ



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