「薔薇のない花屋」ストーリーの謎 #01
MYSTERY.
1話の謎の整理です
■22歳から現在までの英治
冒頭の彼女のビデオメッセージからわかるのは…
・遠距離恋愛中
・英治は夢に向かってがんばっていた
・彼女のお腹には赤ちゃんがいる
22歳の英治は自分の夢に向かって走っていた。
お腹に子を宿した彼女とは遠距離恋愛で、ときどきビデオレターが届いた。
彼女の死後、英治は長髪を切り、夢を諦め、彼女が好きだった花をいつも部屋に飾り、雫を大切に育ててきた。そして念願だった花屋を開く。
・英治「自分のことしか考えない人生は無意味」
彼女の死後、英治は自分のことよりも雫や他の人のことを大切にするようになる。
■英治の心の闇
・喫茶店マスター「花屋やる人に悪い人はいないんじゃないかって。まあ例外はいるかもだけど」
・彼女「(雫を生むことで)どうしても家族をつくってあげたい。本当の君は誰よりもひとりぼっちだったから」
英治が抱えている心の闇とは…?
■院長(安西)の目的
・院長「誘惑して心を奪うなんてたやすいことだ。若くて美しい女性なら造作もないことだ」
・美桜「仰っているような悪い人には見えませんでした」
・院長「君はこの私より人間の本質が見えるとでも言うのかね?」
・院長「あの男の心を奪い、いや何もかも奪い、そして破滅させるんだ!」
安西の病院で働く看護師の美桜に命じて、盲目のフリをして英治に近づかせた院長。
院長がこれほどに英治を憎む理由は不明。
また、英治を誘惑するだけなら病院の看護師ではなくプロを雇ってもよさそうだが、美桜に命じた理由も不明。
■美桜の正体
・院長の大病院で働く看護師
盲目のフリをして英治の前に現れる。
院長の発言によれば、英治を誘惑して心を奪うことが目的。
■美桜の感情
・「愛されてる奥さんが羨ましい」と何度かつぶやく
・「悪い人には見えませんでした」と院長に報告
・「どのみち君に選択肢はない(ので英治を追い詰めるしかない)」と院長
美桜が院長に逆らえない理由とは…?
■英治の美桜に対する感情
・1話のラストシーンで、英治は美桜が盲目ではないことに気づいた可能性が
道路に落ちた白い杖を取った後、美桜が一瞬英治の方を見る。しかし盲目なのに不自然なのですぐに目をそらす。
英治は一瞬自分を見た美桜に気づいた様子だったが、受容した表情でかすかに微笑む。
■花屋なのに薔薇を置かない理由
・英治「薔薇は棘があるから、きれいだなとか、かわいらしいねとかって言われるの、嫌なのかもしれない」
・美桜「近づかないで、私にさわらないで」
・英治「悪いけど私は他の花とは違う。そう思いたいのかもしれない」
本当にこれが理由かどうかはわからない。
この薔薇の解釈は英治の心を象徴している可能性もある。
■雫が頭巾をかぶっていた理由
・自分が生まれたことで母が死に、父に寂しい思いをさせているんじゃないかと気にしていた
・雫「父ちゃん、私の顔見てときどき寂しそうな顔するの」
・自分の顔を見せると父が亡き母を思い出してかわいそうなので、頭巾をかぶった
・「雫がいたから生きてこられた」という英治の話を聞き、雫は頭巾を取る
■雫が大切にする親友「チロル」とは
・雫が描いた絵の中に、「CHIRORU」と書かれた犬の絵があった
・それに気づいた英治は絵のコピーを取り、その絵に似た犬をペットショップを周って探す。
・雨が降る夜に英治が美桜を交差点で助けた際、英治の車の中には絵にそっくりな犬が乗っていた(雫の誕生日プレゼントにペットショップで購入)
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