taki> 大人の恋愛なんだけど、ドラマを見て「ああ、大人の恋愛」と思った？
TOMO> う〜ん、・大人の恋愛・って、どうカテゴライズされるのか、ワカラン……
ふみ> 大人じゃないからよく分からない（笑）けど、少しは思いましたけど＞大人の恋愛
コロ> 恋愛に大人も子供もあるのかなあ…
taki> う〜ん。ドラマとしては「大人の恋愛」でしょ＞コロ
ダン> 俺はあるとちょっとだけ思う。何も知らない頃の恋愛と色々知っちゃった後の恋愛は違うでしょ＞大人も子供も
コロ> そうは言っても最後には根っこの部分まで突っ込んでくるわけでしょ、恋愛って感情をさあ。
taki> カテゴライズよりも、自身の視点から見て「素敵」だなとか。いや、もっとドロドロとか、感じない？＜大人の恋愛
TOMO> 大人とか子供とかって言うより、今回は、・田村正和・と、・大沢たかお・っていう、両極な・恋愛像・を軸にした、・ラブストーリー・なんじゃない？
ふみ> どっちもじゃない？＞大人の恋愛と、両極な恋愛を描く
taki> それと、男は大人じゃないと駄目だけど、女の恋愛は成熟度と思う。つまり、女は年齢関係なし。だから、男年上と女年下が成り立つと思わない？
ダン> それ共感だね＞taki

■村雨次郎の愛と暴力...

ダン> ドロドロしそうな感じはあるんだけど、今回の狂気キャラ「村雨次郎」は今までのに比べてリアル。
TOMO> 正直、なんで大沢たかお（の役）が、カッコイイって評価受けてるのか、ワカラン……
kiku> 危険な臭いってやつでしょう！
コロ> インタビューで大沢たかおが「村雨次郎」も美しい人だってつもりで演じてるって言ってた。
TOMO> 役者としての大沢たかおがカッコイイってのは、もちろんワカルよ。俺が言ってるのは、村雨次郎のコト。だってなんだかんだ言って、暴力夫でしょ？いかに深い事情や愛があろうと。世間一般で問題にされてる暴力夫と何が違うんだ？
TOMO> じゃあ、世間一般で言われてる暴力夫も、・危険な匂い・があれば、イイの（肯定するの）？＞kiku
kiku> 肯定しないよ＞暴力
kiku> 暴力はねえ…きっとあの目に吸い込まれるんだろうね。
taki> 女はひかれるでしょう〜＞村雨次郎
コロ> カリスマって言ってるよね、村雨のこと。なんでだろうね？＞TOMO
TOMO> 危険な香りがする、ダークな魅力を、・カリスマ・って言ってるんでしょ？＞コロ
TOMO> 4話まで見て村雨次郎は、俺や、俺の大切な人とは一生関わり合いたくない人物だって思った。
ダン> ここにいる男性陣は女性に手を挙げたことある？もちろん、思いっきりじゃなくても。
taki> ありますね＞女性に手を挙げる
TOMO> あるねえ（苦笑）＞女性に手を挙げる
ダン> なら女性の方がそれを「暴力」だって思ったら、自分自身も村雨次郎とかわらない部分があるって事じゃない？
kiku> 暴力でしか表現できなくなっちゃうわけ？
TOMO> じゃあ、視聴者は自分の夫が、村雨みたいな夫だったら暴力振るわれてもイイって思ってるの？
kiku> 思ってないよ＞TOMO
taki> いいとは思わないが、女性なら許してしまうんじゃないかな？
TOMO> じゃあ、『美しい人』、もう完結してるじゃん（笑）。みゆきが村雨の元に戻ればイイ＞いいとは思わないが、女性なら許してしまうんじゃないか
kiku> 絶対いやだね。最終的に力でしか表現できないなんて。
ダン> んー、次郎の暴力は「力でねじふせる」的なものだけじゃないと思うんだけど…＞kiku
kiku> 惹かれるのと、実際生活して暴力振るわれるのとは違うでしょ。
コロ> ここでは暴力がどうこうじゃなくて、そこに愛はあるのかってことなんだろ。
ダン> 俺は愛に近いものはあると思う＞コロ
kiku> それは愛じゃない。恐怖で心が支配されてるだけだ！ by京介
taki> 男って、愛する分憎しみも持ってしまうと思わない？
ダン> 俺が思うに「人は人の為に生き、人のせいにして生きている」って思うのよ。人の為っていうのが広義の「愛」で、人のせいっていうのが広義の「憎しみ」。
それが密接な関係になればなるほど溢れ出してくる…。
愛と憎しみは「近い」というより「表裏一体」って言う方がしっくりくるかもね。
そして傷つけたことに対する自己嫌悪がおさえきれなくなって愛する人に向かうんじゃないのかな？

■美しい人と傷...

ふみ> 「人は美しい人のままで生きられるか？美しい人間像とは何か？」ってどう思いますか？
コロ> そもそも人間は美しいのか？ってね（＾＾）＞ふみ
taki> あ、それは否定派だね。きっと美しくない＞コロ
コロ> 美しい部分は誰だってある！ぜったい！
ダン> 「喜怒哀楽」を超えたものに美しさがあるのかな？
TOMO> どんな人間でも、善 の部分と、悪 の部分があって、そのバランスが取れてる人間は、・美しい・って思う
コロ> みんな完璧主義なんだね。
taki> 「喜怒哀楽」のバランスをとっている様。じゃないかな？＞ダン
ダン> いや。自分の中の喜怒哀楽を深く掘り下げてって、そんな中で前向きに見える「希望」かなあ＞美しさ
taki> 「喜怒哀楽」を関係する人とうまく繋がりながら、現していく状態を「美しい」かな。
taki> あ。最後に残されるものって意味？＞深く掘り下げる
ダン> 残されるものだけど、最後ではないかな＞taki
taki> うん、感情的に見ると納得できるね＞ダン
コロ> 美しさは希望かあ、ぴんと来ないなぁ。美しさって「やすらぎ」とか「癒し」だと思うんだけど。
ダン> その希望を見つける作業こそが美しい姿かも？
taki> 「やすらぎ」は美しさの「様」のように捉えてます。
kiku> 内面の美しさだよね。人や自然を大切に思う心かな。
taki> 「癒し」って、間違えちゃいけないのは、「最後まで癒してもらえるものではない」。完全に治る傷なんてない、と思うのよ。
コロ> 僕は疲れたときに癒されればいい
ダン> 自分で受け止める部分も必要だって事？＜完全に治る傷はない
taki> いや、一度変形したものは元には戻らないと強く思ってて＞ダン
ダン> だったら傷を癒す（治す）希望はないのかな？自分に対しても＞taki
taki> 無関係がいちばんでしょ。無数の傷を１つ１つ癒してなんかいられないし。その傷を負ったまま「生」に立ち向かうしかないじゃない
ダン> あっ、そうか。「元には戻らない」と強く思うことですでに開き直って（いい意味で）るからそれも傷を癒す１手段なのかも？そう？＞taki
taki> うん。それで、受け入れるの。自分を。＜傷を直す手段＞ダン
ダン> 村上龍も「トラウマは癒すもんじゃない。忘れる時間を増やす
ものだ」って言ってたしね。
taki> 物事に集中してる時に、傷なんか思い出さないし。
コロ> 傷か…いろんな深さがあるからねえ、自分しかわからない（＾＾；

■美容整形について...

コロ> 整形に対する考え方、みんな肯定？否定？
taki> 肯定ですね。コンプレックスからの解放との意味合いで見てるしね。
ふみ> 否定派かなぁ。
ダン> 「顔」は否定派。他の部分はどっちかって言ったら否定派かな？
TOMO> う〜ん……、否定も肯定もしないなぁ。例えばそれが女優だったら、演技力鍛えるのも、整形するのも、ドッチも同じような感じ。
kiku> 基本的に否定。だけど、ストーリー的にはそれほど切羽詰まっていたということだよね。
taki> コンプレックスからくる「心の歪み」のほうが問題だと思う。みんながするとまた、別問題になるけどね。

＜美容整形についてはまた討論したいと思います＞

■１〜４話の感想...

taki> わりと、繊細に描いているから、感想出しにくいのもあるんだけどね。
kiku> 毎回、エンディング前の二人がいい。近づく感じが出てる。
taki> どういうところにひかれる？＞エンディング前
kiku> 抑えようとしても溢れ出る感情。
コロ> 甘い恋って感じだね。
ふみ> ロマンチックな感じ。
taki> なぜ、抑えようとしてるのかな？＞kiku
kiku> 京介は自分で決めていたから…もう恋はしない、することはないと。でも戸惑いつつも惹かれていく…
taki> １〜４話の感想としては、これが大人の恋愛か？と思うほどに自分が成長してたかもしれない。そんな感覚を持ちました。同時に女性のエゴを「美容整形」との設定で描こうとしているとも。
ダン> 恋愛においてどっか開き直ったところもある、それでいて感情が失われていないって感じたかな＞感想
コロ> 次郎は整形したみゆきを愛せるのか？ふたりの惹かれ合い方は結構好きです。もどかしくなるようなふたりの接近（＾＾）
kiku> 私も好き。切ない！＞コロ
ふみ> 高校教師に展開が似てるかもしれない、切ないラブストーリーって感じでしょうか。今のところ、野島ドラマらしからぬ穏やかな展開（笑）
コロ> これから岬は落ちていくんでしょ。どうゆう風に落ちていくのかな？きっと落ちていって孤独に気付くんだろうな…
taki> どうだろう？俺としては、落ちきらないかな？と見てます。
ふみ> 僕は京助と次郎の立場が逆転するぐらいに落ちていくと思ってるんだけど。
taki> 余計な物を落としていって、自己の核心に迫る＞落ちていって
コロ> 植物のようでありたいだっけ？コロは、そもそも最初の岬の台詞から疑問だったね。落ちながら次々と矛盾が出てくるはず。