理想社会の現実

調査開始以来のデータを通してみると、地球人は豊かになっている
個体の摂取カロリーを比べてみれば明らかだ
調査開始時においてはほとんどが食うだけで精一杯の毎日だった

人間は機械を発明した
泳ぐかわりに船を、歩くかわりに車を、さらに速くと飛行機を
ついには考えることまで機械に代行させようとしている

「楽してもうかる社会」を彼らが目ざしているとすれば、目ざましい成果というべきだろう
しかし欲望が常にそれを上回って肥大化するため、地球人の不満はむしろつのるばかりなのだ
おそらく彼らは永久に満足しないのではないか
(藤子・F・不二雄「征地球論」)

( ´~`)ノハーイ
みなさんは今の社会に対して
満足感と不満感
どちらを多く感じますか?
(゜~゜)
ニュースなどを見ると
景気が悪いとか
生活が苦しいとか
結婚しにくいとか
将来に希望が持てないとか
さまざまな理由で
私たちは社会に対して
不満感が多いことになっています
(゜~゜)
しかし人類が農耕を始めてから
今に至るまでの数千年の歴史は
人間が豊かになる歴史でもあったわけです
(o゜~゜)oホエ?
エジソンが白熱電球を発明したのは
たった130年前のことだけど
それまでの間人々は
灯りを照らすために
いちいち枯れ木を燃やしたり
ろうそくに火を灯していたというのは
驚くべき不便さです
(´ロ`)
しかし今はスイッチひとつで照明がついて
簡単にお湯が沸かせて
洗濯も機械まかせで
車・鉄道・飛行機でどこにでも行けて
難しいことはコンピュータがやってくれて
医療の発達で死亡率が大幅に低下し
長寿が実現しました
(o゜ロ゜)o
そういった視点で見ると
先進国の人間たちは
便利で快適で健康で安全な
理想社会をすでに手に入れたのです
(*´ロ`)
数千年前の人類が
タイムスリップして現代にきたら
彼らは私たちのことを
神様か魔法使いだと思うはずです
(*´ロ`)
それでも私たちはなぜか
豊かさを実感しにくいのです
(゜~゜)
その理由は一言でいえば
競争です
(´~`)アァー
この社会ではお金という価値が幅をきかせていて
そのために人々は
子どもの頃から不自由を強いられます
(゜~゜)
毎日学校に行き
興味もないことを勉強させられて
受験の結果でランク付けされて
そのランクに従って身分や収入がだいたい決まり
その後どのような会社に入ろうとも
長時間労働や企業間競争や出世競争が待っています
(´~`)アハハ
そういったレースから脱落してしまうと
競争からは開放される代わりに
金欠に苦しみます
(´ロ`)
なので生きていくために
人は社会に出たら
お金という価値の争奪戦に
よく意味もわからないまま
参加せざるを得ないのです
(゜~゜)
つまり今の社会は
十分豊かな理想社会であるはずなのに
なぜか私たちはお金という奇妙なものによって
好きでもない仕事をしたり
人生を犠牲にしたり
衣食住にすら困窮したりして
苦しめられ続けることになります
(゜~゜)
そんなお金とは
果たして存在する必要性があったのでしょうか?
(o゜~゜)oホエ?
そんなこんなで次回は
お金はなぜ誕生したのか考えます
(´~`)ノハーイ

ふみっこブログ  ふみっこの冬休み  内向人間の外向哲学  内向人間の内向哲学  内向型と外向型  社会の価値  社会人間への矯正  使われる人間の誕生  万能の力を持ったもの  理想社会の現実  農耕が造った社会  悲劇の誕生  死にいたる病  バタフライ・キス  逆説のニヒリズム  倫理とは何か  人間とは何か  ラ・ロシュフコー箴言集  殺直前日記  二十歳の原点  暗い作品研究所  ガラクタの世界  にせものの世界  パパラギ(文明人)の世界  不平等な世界  他者と共存する世界  絶対的な世界  自由価値の世界  価値のない世界  自由意志の世界  弱肉強食の世界  日本人の価値  もうひとつの世界  人はなりたい自分になる理論  勉強の合理性  人間は非合理的な生きもの  空想哲学から成功哲学へ  考えることをやめる   やりたくないことをやめる  愛はなぜ終わるのか  人を愛する理由  明るい――暗い  客観的事実――主観的価値  環境決定論  正義と悪  理不尽な世の中  人生の一回性  人が死ぬ理由   希望の正体  思い込む宗教――疑う哲学  神の死と虚無主義  どうでもいいんだよ  思考  独我論  みんな夢でありました  人生は夢のようなもの  我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか  みつばちの話  世界がもし100年の物語だったら  宇宙の終わり  ただの偶然  聞かない方が一番ためになること  このサイトについて   ふみっこプロフィール   メールフォーム