ガラクタの世界
私はパパラギに呼びかけよう
近づくな
ほかの人びとより豊かになりたいという欲や
意味のないたくさんのことや
やたらにものを作ることや
なんにもならない知識など
そういうガラクタを持って私たちに近づくな
そんなものは私たちには必要がない
私たちは自然の大きな力から
たっぷりいただいた美しい喜びで、じゅうぶん満足している
(絵本 パパラギ―はじめて文明を見た南の島の酋長ツイアビが話したこと)
( ´~`)ノハーイ
動植物というのは
ただ本能に従って
何も考えずに
機械的に生きています
(ノ゜~゜)ノウキャー
なので悩むことも
迷うこともありません
(ノ゜~゜)ノウキャー
しかし人間は本能に加えて
理性を身につけているので
意味や価値を求めます
(゜~゜)
それが悲劇の始まりでした
(o゜~゜)oホエ?
この世には本質的に
意味も価値もないからです
(´~`)アァー
なので人々は
何らかの思い込みに拠って生きざるをえません
(゜~゜)
人生に意味を与える役割は
長い間宗教が担っていましたが
科学の発展によって
思い込みであることがバレてきたので
信仰心は薄れました
(´ロ`)
そんな冷めた現代人でも
強烈に信じているものがあるのです
(o゜~゜)oホエ?
それがお金です
(*^~^*)ノハーイ
ということで現代人にとっては
お金が神様になったみたいです
(*゜~゜)o[一万円]
ところで
駅前で寝転んでいる浮浪者が
心がきれいで無欲で優しかったとしても
誰も立派だとは思わないでしょう
(´~`)アハハ
一流企業に勤める人は立派
普通の会社員は人並み
フリーターの若者はだらしない
無職や浮浪者はダメ人間
という価値観の源は
人間性はどうであれ
この社会ではお金を稼ぐ人ほど偉いということです
(゜~゜)
それが常識なのだとしたら
現代日本人が思い込みの根拠にしているのは
資本主義経済の枠組みであることがわかります
(o゜~゜)o
いずれにしろ文明人は
お金がなければ生きていけないので
大人になったら仕事をします
(o゜~゜)o
子どもや若者はそのための準備として
勉強をします
(o゜~゜)o
勉強ができる人ほど
仕事でいい待遇が得られますが
それは優秀な人だけに限られます
(o゜~゜)oホエ?
そのために
受験競争が始まります
(o´~`)ノハーイ
そして大人たちの社会には
より熾烈な競争が待っています
(o゜~゜)oホエ?
資本主義の経済原理では
儲かる会社だけが生き残り
儲からない赤字会社は潰れます
(゜~゜)
ということは
有意義な事業でも
儲からなければダメで
くだらない事業でも
儲かれば何でもOKです
(´~`)
企業は儲け続けなければ生き残れないので
金儲けのための
熾烈な競争が始まります
(o´~`)ノハーイ
つまりこの社会では
耐えず誰かと競争し続けることになり
その結果金持ちと貧乏人に分かれます
(゜~゜)
でもそんなさまざまな競争や
労働によって得られるお金(神様)の正体とは
ただの紙きれでしかないのです
(´~`)アハハ
紙きれを使わないまま取っておくのもバカらしいし
死後の世界にも持っていけないので
どんどん消費せざるを得ません
(´ロ`)
そこから際限のない生産と消費が始まります
(o´~`)ノハーイ
そうやってみんなが人生を費やして
一生懸命に積み上げているもの
信じているものが
ただのガラクタなのだとしたら
文明人の一生とはいったい何なのでしょう?
(゜~゜)
それはみんなで喜劇を演じているだけなのかもしれないし
同時に悲劇でもあります
(´~`)アァー
いずれにしろ文明人の
お金・仕事・勉強での一喜一憂が
本人が思ってるよりも意味も価値もない
どうでもいいものであることはわかります
(´~`)アァー
だとしても
今さら文明人をやめることもできません
(´~`)アァー
また今日から
ガラクタの世界の中で
喜劇を演じる一日が始まります
(´~`)ノハーイ