にせものの世界

にせものの暮らしのある場所
それをパパラギは「映画館」と呼んでいる
その場所を説明するのは難しい

正面の壁に、強い月光のように輝く光が当てられて、
その光の中に人間が現れる
しかしそれはまぼろしの人間だ
つかまえようとしてもそれは光にすぎない

楽しく祝っているところもあるが、
お金をとるために人の首をしめて殺すところもある
それを助けるためにとび出してはいけない

ほんとうのいのちを持たないこのにせものの絵を、
自分の心に引き寄せることが、パパラギの大きな楽しみだ
彼らはこの暗い小屋の中で、にせものの暮らしをする

貧乏人は金持ちに、金持ちは貧乏人になったふりができる
病人は健康のつもりに、弱虫は強い男のつもりになる
この暗闇の中で、これからも決してできないことを、
自分のものにしたつもりの、にせものの暮らしが味わえるのだ

もしほんとうの人間なら、暗い小屋の中のまぼろしの生活なんかに目もくれず、
明るい太陽の下で、暖かいほんとうの生活を欲しがるはずだ

(絵本 パパラギ―はじめて文明を見た南の島の酋長ツイアビが話したこと)

( ´~`)ノハーイ
ふみっこは暗い悲観主義者なので
暗くて悲観的なものや
絶望的なものにふれると
元気が出ます
(´~`)アハハ
しかし多くの人は
楽しいもの
明るいもの
希望を求めます
(´ロ`)
たとえばテレビ番組には
そういったものしかありません
(゜~゜)
しかしこの現実が
楽しくて明るくて希望に満ちているか
といったらそうではないはずです
(o゜~゜)oホエ?
仕事や人間関係に対する不満やストレス
慢性的な疲労
時間や金銭の欠乏感
将来に対する不安
などを抱えているはずです
(´ロ`)アゥー
だとしたら
生きることは楽しいことよりも
つらくて苦しいことの方が多い
という生き地獄こそが
ほんものの世界です
(つ~`)ぐすん
だからこそエンターテイメントは
救いや希望として
明るく楽しい理想世界を提供しているのかもしれません
(*゜~゜)ノ‥∵:*:☆*゜☆。.:*・゜
しかしそれは
現実がつらいから
にせものの世界に逃げているだけ
とも言えるのです
,,,,,,,,,,,(((((ノ´~`)ノ
にせものの世界がいくら楽しくても
現実は何も変わらないし
人は成長もしません
(゜~゜)
にせものの世界に逃げるのをやめて
現実を受け入れた時
弱い者を踏みつけにして
強い者だけが栄える
無慈悲で冷酷な
ほんものの世界が開けます
(*^~^*)ノハーイ
その現実で強くなることの中にしか
救いはないのだと気づいた時
人は強さへの意志に目覚めます
( ´~`)ノハーイ

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