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はじめまして。こちらのサイトはずっと拝見させていただいていました。 さて、私は、殺人事件のすべての犯人は芯也だと思います。これは、プロデューサーの方の「犯人はひとり」という発言に根付いたものであって(もちろんこの後にストーリーは変わってしまっているかもしれません)、もし他の人物の犯罪であれば、あまりにもストーリー上でカバーされきれていないと考えるからです。もうひとつの理由は、私がミステリー好きで、大きな流れとして犯人は一人であるべきという信念に基づいて考えているからです。もしかしたら自分のいいように解釈してしまっている箇所もあるかもしれませんが、その辺はどうかご指摘ください。上のページを拝見させていただいた上で、表中の、芯也が△となっている事件について、私なりの考えを僭越ながら披露させていただきます。 まず2〜4の件ですが、これらの事件の動機が音楽への冒涜であるということについては私も賛成です。この頃は純粋に音楽への愛が、金を渡され不正をしていた彼ら(相手は志賀華子で決定かと思われます)を殺したのだと思うのです。ところが候補者が減っていき、葉音が残るなかで、学長の座に対する欲が出てきて(おそらく幸子が出てきたあたりだと思われます)、以後は欲望の赴くままに過ちを犯してしまったのではないでしょうか。 あるいは、芯也が不正をしていた張本人で、口封じのために調律師(奥村公延)以下を殺したのかもしれません。調律師の音感テストにあった「仔犬がミルクを舐める音」というのは明らかに葉音に有利な出題ですし、空間コーディネーター(川崎麻世)の暗闇の箱のテストも、盲目の葉音にとっては有利なテストです。ただ、養成ギプスのテストについては前もって志賀華子が唯一仕掛けのないピアノを発見してしまい、知樹に早々にそれを取られてしまったうえに歌乃が別のピアノに導いてしまったので、あの試験だけは受けざるを得なかった、という無理矢理な解釈もあります。どちらにしても私は、これらの殺人はやはり芯也が犯人だと思っています。 6と10については、わざと自分の疑いを晴らすためだと考えれば辻褄が合います。葉音を海に突き落として自ら助ければ、周りの人間どころか葉音さえも欺くことができます。律子殺害も、葉音を助ける前に行ったと考えれば良いのではないでしょうか(映画等でも、映像による時間的トリックはよくある手段ですよね)。動機はもちろん学長になるためです。候補者はあの時点で、葉音以外にノッティーだけでしたし。 よって私は、殺人事件(あと、小暮刑事強襲事件なども)はすべて芯也が犯人で、唱吾は教会の放火、千世の殺害未遂のみで、鍵二(我々が譜三彦だと思っていた人物)に至っては人畜無害でむしろ平和実現のテープを作っていただけだ(負の方向ではなく、こういうベクトルで音楽を愛していたのだと思います)、という考えでいます。 長々と乱文失礼いたしました。ご意見ご指摘等あればお願いいたします。
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