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あ、エーコだ!のチャーミングな衝撃から入り込んで見ていました。日曜劇場なのに瞬間的な演出に惹きつけられるのにはやっぱし野島さんの匂いを感じますね。黄色いレインコートとか、赤い傘とか、スナックの親子とか口紅とか、指パッチンとか四季の歌とか、おなじみの独創世界を彩るいくつもの要素がさりげなく飾られていてすごく楽しかったです。 登場人物が結構多いですよね。完結までにそれぞれの機能が果たせるのかが少し心配になりました(笑) 心の樹のくだりですが、ロックバンドのスピッツが歌った「甘ったれクリーチャー」という曲の、 −倒れそうな時も心に立っていた大事な樹だよ切らないで というフレーズに重なる台詞だなぁ、などと不意に、優れた感性を持つクリエイター同士の共鳴を信じてしまいました。やっぱ、真理はひとつかなと(笑) 今回も悪い顔してくれそうなキャラが何人かいて、野島さんの特性でもある狂気もばっちり期待できそうですね。 そして一方で家族役のみなさんが本当にとてもいい顔をして演じているので、その安らかな空気も味わいつつ楽しんで見ていけそうです。 希望としては、危うい部分と暖かい部分がギリギリ溶けそうで溶けないでそれでも常に衝突寸前みたな緊張感を放っていてほしいなぁと。 桜井幸子さんは美しかったですね。ほろくんの子も確かな才能を感じました。やっぱりエーコがイメージ通りなのが嬉しかったです。(エーコでは無いけど) ひとことで言うと、第一話は素敵でした。野島色もきっちりありましたし。 てことで今後の展開に期待してますっすー☆ Ps,スピッツがロックバンドじゃなかったらすいません。
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