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過去ログNo1
なんか朔ちゃん変わったね  Name:うてきなぷりぱ
 こんばんわ。過去の内容と重複してたらご容赦ください。9話で婚姻届の不備を亜紀に失笑された後、せめて結婚写真だけでも撮ろうと亜紀に提案した後のこのせりふ「なんか朔ちゃん変わったね」。朔太郎が照れながら
悪いことは考えずに前向きに考えていく旨を伝えるシーンがありましたが、私もはじめは、朔太郎の意識の変化だと思っていたのですが、どこかひっかかるところがあったので何回かビデオを見直してみました。以下私ながらのはずかしながらの結論です。
 まず、この後の展開を見てみると、朔太郎はウエディングドレスの手配に奔走します。介ちゃん達に協力を求めます。結果的にうまくいかなかったですが、介ちゃんのアドバイスで亜紀の母に依頼することを提案されます。朔太郎は迷うことなく病院に向かいます。これは今まで朔太郎にはなかった行動パターンだと思われます。そこで思い出されるのは4話で、亜紀が部活が終わるのを待っている朔太郎に2度ほど、「他にやることがないの」と言われたこと。外出許可が出たときのたこやき屋さんでの会話で、いつも何をしてるのと問われて、「亜紀のお見舞い」と答えたときの亜紀の悲しげな表情。どうもこれとつながっているような気がするのです。亜紀は朔太郎に何か目標(夢)に向かってひたむきに努力(打ち込む)姿を見たかったのではないでしょうか。祖父の散骨、12秒91 夢島行きの件にしても、他人に背中を押されたり、他人のお膳立てによるものだったのですが。嫌いな物ランキングから始まる一連の朔太郎の行動は誰の手も借りることなく自分で考え自分で行動した、今までの朔太郎の行動パターンとは明らかに違いを感じます。
亜紀は朔太郎のアグレッシブな一面を垣間見ることなり
このせりふが思わず出たのでは。亜紀は最大の難関である父親のことを心配してましたが、難攻不落の城も朔太郎のひたむきさには落城するしかなかったようです。その後朔太郎が結婚写真を撮れることを報告したときの亜紀の喜びようは半端じゃなかったように思います。もちろん結婚写真が撮れる喜びはもちろんですが、大げさに言うと朔太郎の成長した姿がうれしかったのではないでしょうか。夢島で語った、写真屋になる夢を実行した形になりました。その後空の写真を撮り続けましたよね。私の勝手な解釈ですが、その姿をみて、ウルルの青い空を見たいとあえて望んだような気がします。今の朔太郎なら絶対にかなえてくれるじゃないかという確証を得たのではないでしょうか。その意味でもこのせりふは意味深いと思うのですが。何分にも洞察力と表現力不足はご容赦いただくとして、私のもやっとをすっきりさせていただくような貴重なご意見を頂ければ幸いです。
...2005/03/26(Sat) 19:41 ID:JjYi2v4Q    

             Re: なんか朔ちゃん変わったね  Name:say
何かに一生懸命に打ち込む姿というのは誰とて輝いて見えると思います。
それが自分の愛する人なら尚更。
しかし亜紀は朔の呑気なところに惹かれている(と思われる)事から、一生懸命になっている朔も魅力的に思うでしょうが、普段の朔に対してその点でどうして欲しいというような強い思いは無かったように思います。
(「他にやりたいことないの?」という会話の後に自転車に二人乗りで帰るシーンがありますが、そこでの会話からもその点感じとれます)

外出許可が出て登校した日のたこ焼パパさんで「朔ちゃんっていつも何やっているの」「お見舞い」という会話で会話が途切れたのは、一日だけの折角入院生活を忘れた時間を過ごしているのに現実に引き戻されてしまったからだと思います。

真が朔を受け入れたのは、ひたむきで心から亜紀を想っている事を感じ取れただろうという事の他に亜紀が朔を必要としているという事を、テープを捨てた時の怒りから本気度がわかっていただろうし、何度も亜紀が朔をフォローするセリフ、そして夢島での写真の笑顔、新たにテープを渡してくれとお願いする事などから強く認識せざるを得なかったからだと思いました。

朔が変わったのは亜紀の闘病の実際を見て、綾子にそれを説明してもらった事で自分の浅はかさに気付き、今まで一番恥ずかしく思ったという程自分行動を恥じ、再び亜紀に出来る事を模索し始めてからでしたね。
谷田部先生からは「広瀬があんたに求めているモノはあんた達にしかわからない」と言われ、スケちゃんからは「明日に死ぬとしたら、おまえさんは何したい?」とそれぞれヒントをもらいつつも、自ら行動していました。

写真屋という点ではそれ以前にパスポートの時に朔が撮っていましたし、結婚写真の時は朔は被写体に徹していましたから夢を実行したというのとは違いますね。
勿論カメラマンとしてもそれを仕事にしているわけではないので夢とは違いますし。
結婚写真が撮れることを亜紀に報告したとき、亜紀は後々ソラノウタになるものを書いていてそれを隠しましたよね。その時既に亜紀は死に方に夢を抱きつつあったと思います。
だからこそ幸せの象徴とも言うべき結婚写真は素直に嬉しかったんだろうと思うし、更にそれは朔にとっても嬉しい事でもあったから尚更ですし、朔が自分を想って行動した事でもあるわけですし。

空の写真というのは、いつも太陽の下で走っていた亜紀の健康だった頃を、見渡す限り広がっていた自由な未来として見ていたのではないかと思いました。
それは綾子の言うことを聞かず、思いのままに行動する、亜紀が自分らしくある状態の象徴かなと。
そして最後に世界で一番青い空を望んだのは、澄み切った陰りのないどこまでも見渡せそうな広がりを感じていたからではないかと感じました。



余談::スケちゃんが朔のことを名前で呼ぶのは結婚写真の件で「俺等も準備しますかぁ」「朔ちゃん、絶対いろんな事忘れてるよん」というところが最初で最後?
...2005/03/27(Sun) 02:37 ID:y/eFCw2c    

             Re: なんか朔ちゃん変わったね  Name:hiro
「夢島で語った夢をかなえた」という意味では、
絵本の編集者になりたいという亜紀の夢、
まだ漠然としているけれど、人の思い出を残す仕事として
写真に関わっていこうかなというサクの夢、
そして何より、手を繋いで生きて行きたいという二人の夢。

これらを叶えたのが「ソラノウタ」だったのだと思います。
弔辞で読んだ詩と真島青年の絵がベースですが、
自らの絵を挿入し、
さらに、サクの撮った空の写真を加え、レイアウト・編集しています。

もしかしたら、亜紀は、
この詩のルーツを求めて、ウルルに向かう自分(実際はアボリジニの詩ではなく、ネイティブ・アメリカンの詩でしたが)と、
そして、自分のそばで、ウルルの写真を撮るサク・・・
そんな幸せな情景を想像しながらサクの写真を貼っていたのではないかと思います。

そして、亜紀はサクの中で生きていく・・・

私は、そのように考えています。
...2005/03/27(Sun) 03:50 ID:3cLcXF.M    

             Re: なんか朔ちゃん変わったね  Name:うてきなぷりぱ
こんばんわ。もう一度8話と9話を見直してみました。このせりふは、朔太郎のプロポーズ及び一連の行動に対する、亜紀の答えじゃないかと思いました。1度は別れることを宣告された朔太郎が懸命に模索して得た結果が、自分にとって亜紀はかけがいのない存在でその愛する気持ちは永遠のものであるということを伝えることでした。病院へ向かい、亜紀に「帰って」といわれてもひるむことなく、テープを聴くように懇願し、テープを聴く亜紀に背を向けている姿は並々ならぬ決意のようなものを感じました。どういう審判を亜紀が下そうとかまわないといったところでしょうか。結果的に亜紀は朔太郎の熱意に100パーセントこたえることとなった。そして無菌室を出てのキスシーンへ。ところで、朔太郎が婚姻届を書いてる時、亜紀がじっと、何かにとりつかれたようにじっと見ているシーンが印象に残りました。亜紀の指摘を無視して、私文書偽造の婚姻届を届けに早々と立ち去る朔太郎に「タイム」コールは聞こえなかったみたいで。少々心配なながらも、「ま、いっか」 亜紀のおきまりのこのせりふは今までのパターンでは、その事柄に100パーセント満足していないものの、自分なりに納得しているときに使われていることが多いので、この時も、婚姻届けは受理されないことはわかってても、朔太郎の気持ちはうれしかったはずです。
 朔太郎も変わったから、やはり亜紀も変わろうとしました。それが父への結婚写真を撮ることの報告だと思いました。今までは父の厳格な性格ゆえ、どこかしら距離のあったような二人ですが、テープを通してではありますが、父に対してさしで、感謝の気持ちとやるきを示しました。テープを聴いたあと、「日時と場所を入れなさい」というあたりはいかにも亜紀の父らしいなと思います。
 翌朝亜紀が目を覚ましたとき、しゃんとするように指令を出したはずの髪がまくらに落ちていたのを見て「根性なし」と言った時、亜紀の負けず嫌いの性格を感じながらも、少々さびしい思いがしました。
...2005/03/27(Sun) 18:38 ID:euM2pGzc    

             Re: なんか朔ちゃん変わったね  Name:ひとみ
「ソラノウタ」が亜紀の夢(絵本の編集者になる)をかなえたものだというのは感じていましたが、サクの夢(カメラを持って亜紀についていく)も含めていたことは気付きませんでした。
そっか、そしてサクがついてくることは亜紀の夢でもあったわけですね。
ますます亜紀を可愛いと思うようになりました。
...2005/03/31(Thu) 03:28 ID:hBnjX0rs    

             Re: なんか朔ちゃん変わったね  Name:うてきなぷりぱ
こんばんわ。過去の履歴と重複してたら悪しからず。
亜紀が父に向けたテープに日時と場所を入れ忘れたのは、ある意味抜け目のない亜紀にとっては、少々腑に落ちません。思い出してみると、朔太郎からの最初のテープで、あの場所で待っているいうメッセージに亜紀は場所を特定できず苦労し、何とか出会えたときも、思わず、馬鹿と言ってしまいました。それに懲りたのか朔太郎も後のテープでコロッケパンが待っておるぞと言った後少々間を持たして、思い出したかのように図書室でと言ってます。これって反復の法則なんでしょうか。
...2005/04/03(Sun) 21:05 ID:VBiM2MRI    

             Re: なんか朔ちゃん変わったね  Name:にわかマニア
 第1話の最初のテープですが,さすがに「あの場所」だけでは絞りきれないですね。ああいう文脈で「あの場所」と言った場合,常識的に考えると,2人にとっての「思い出の場所」という意味に解することになるのでしょうが,防波堤と特定するにはちょっと無理がありますね。
 まあ,一方の当事者にとってみれば,フナムシやガムのおもちゃで悪戯されたという印象が強烈だったのかもしれませんが,そもそもの出会いのきっかけとなった葬儀の行なわれたお寺,相合傘で帰るきっかけになったタコ焼き屋など,相当な根拠をもって可能性が考えられる場所は防波堤以外にもあった訳です(だから,亜紀が「あの場所」を探し回るシーンにタコ焼屋等のカットが登場します)。
 それを単に「あの場所」で済ませたのは,相手がどう考えるかまで思いを馳せることを時として失念してしまう思い込みの強さや,詰めの甘さ(法定婚姻年齢を失念してのプロポーズ等)といった性格を象徴的に描こうとしたのではないでしょうか。
 
 さて,第2話(コロッケパンを食べる場所)と第9話(記念写真)ですが,こちらの方は,テープに吹き込むまでもなく,最初から場所が特定されています。つまり,第2話の方は,「図書室で一緒にコロッケパンが食べたい」という場所を特定したテープに対する答えですから,当然,答えの場所も図書室の他にはありえません。
 第9話にしても,正式な婚姻届が出せないなら,せめて記念写真だけでもという2人のやりとりは父親に聞かれています。父親が入って来たのが「俺ん家,写真屋だし」というセリフより後だったとしても,顔ぶれと話題を考えれば,その場所がどこかも一目瞭然です。実際,その後で,真もサクの父親に写真を頼みに行っています。

 それにしても,何故,抜け目のない亜紀が場所を落としたのでしょうか。
 実は,亜紀が落としたのは場所だけではありません。「結婚写真を撮る」とだけ言って,相手が誰かも言っていないのです。つまり,ここで亜紀にとって重要なのは,「もう記念写真を撮ることくらいしか頑張れないけど」,そういう自分を父に受け止めて欲しいということであって,あえて相手と場所(相手の実家)をセットで落とした上で,「言わなくても判るでしょ」という意味を込めているのではないでしょうか。

 それに,そこまで深読みして落としたかどうかはともかく,落ちていたからこそ,素直になれない真が「場所が入っていない」と噛み付けた(辛うじてポーズを保てた)訳ですから,結果的には,あれでよかったようにも思います。もし,最初から「明日,松本写真館で朔太郎君と結婚写真を撮ります」と吹き込んであったとしたら,逆に,事務的過ぎて冷たい感じがしませんか。
...2005/04/03(Sun) 22:24 ID:8JSuvm6E    

             Re: なんか朔ちゃん変わったね  Name:うてきなぷりぱ
 こんばんわ。もう一度ビデオを見直したら、さらに疑問が出てきました。亜紀がテープを父に聞かす前に「話があるから」と呼び出している点、さらに「喧嘩になるのがいやだから」と前置きしてる点です。まさかとは思いますが、亜紀は父が朔太郎の父に結婚写真を頼みに行ったのを知らなかったではないでしょうか。真に写真を撮ることを反対されるかもしれない(真にばれるの必要以上に心配してたので)と思ってあえてテープでの報告にしたのではないでしょうか。真がテープを聴いたあとの「日時と場所を入れなさい」は結婚写真を撮ることに対するGOサインだと考えれば、亜紀が涙ぐんだ理由がそこにあるのがわかります。だからテープの内容は、結婚写真を撮りたい旨(亜紀自身の決意(がんばり)と承諾)を伝えればよかったんだと思います。日時なんて不要っだたのかもしれません。いかがなものでしょうか。
...2005/04/04(Mon) 23:28 ID:liQwyxAQ    

             Re: なんか朔ちゃん変わったね  Name:たろう
<長澤まさみちゃんのほうがアキ役としてはベストですよね?
長いこと人目ぼれと言うのをしてなかったですが、長澤まさみちゃんには惚れました^^

確かにそうだね!
原作読んでて想像した女の子のイメージは長澤に近かったもん。綾瀬みたいな顔は一切浮かんでこなかった。長澤の水着姿や短パン姿のシーンも断然いーね!
...2005/04/07(Thu) 14:58 ID:YG5H/L8o <URL>   

             Re: なんか朔ちゃん変わったね  Name:にわかマニア
 父が写真を頼みに行ったことは,亜紀は知らなかったでしょう。少なくとも,ベッドの中の亜紀は直接それを知りうる状況にはありません。
 唯一,可能性があるとすれば,母かサクを通じてということになりますが,その可能性も薄いと見なければなりません。

 まず,サクですが,日中は亜紀のドレスの調達に駆け回っていました。確かに,家に帰った時の第一声は「父さんいる」でしたが,その時はもう夜になっており,仮にそこで亜紀の父からも頼まれたということが語られたとしても,それを亜紀に伝えに行く時間はありませんでした。

 では,母親はどうでしょうか。映像から知りうる事実は,サクからドレスを貸して欲しいと頼まれたことだけですが,そこから先は推測の世界です。
 亜紀の父親は,サクに時計を指差して「学校へ行け」と言った際に,婚姻届をポケットに仕舞いこんでいます。となると,これを写真を頼みに行った時にサクの父にも見せた可能性もありますし,夫婦のやりとりとして亜紀の母親もこれを見せられたのではないでしょうか。それがあったから,ドレスを貸してという唐突な頼みを受け入れ,外出許可の手続きもとったと考えられます。
 また,亜紀が父に話があるということを伝えて職場からの帰りに病院に寄らせたのも母でしょう。

 そういう点からすると,母は父の行動も含めて,全体の流れを知っていたと考えられますが,逆に,それゆえに,亜紀には知らせていなかったと思うのです。
 これまでのストーリーから想像される母親の性格から判断するならば,もし,段取りがうまく進んでいないのなら,亜紀に入れ知恵をしたと思います。でも,逆に,亜紀の望む方向に事態が進んでいるだけに,父もそのために駆け回ったということは伏せて,直接,亜紀と父とで話して欲しいと思ったのではないでしょうか。

 さらに推測を重ねるならば,以前の亜紀の父親なら,婚姻届の用紙を没収した時点で破いていたであろうに,それを畳んでポケットに仕舞ったということから,少なくとも積極的に反対や妨害はしていない,むしろ黙示の承認があったと亜紀は受け止めたのかもしれません。
...2005/04/16(Sat) 08:02 ID:8uSRdwho    

             Re: なんか朔ちゃん変わったね  Name:うてきなぷりぱ
にわかマニアさん。回答ありがとうございました。
やはり、亜紀は知らなかったと考えるほうがストーリーがすんなりおさまるような気がしました。
 ご指摘のことを念頭において、結婚写真の報告のシーンを見てみると、きっと印象がもっと深くなっていくのでしょう。泣けるシーンが1個追加します。
 
 
...2005/04/17(Sun) 08:26 ID:9DzlMUuI    

             Re: なんか朔ちゃん変わったね  Name:うてきなぷりぱ
 レス3番の記述で、1個間違いがありましたのですみません訂正させください。朔太郎が婚姻届をもって病室を出た後の亜紀のせりふは「それ多分」だったようです。DVDの字幕をみるまでずっと「それタイム!!」とずっと思い込んでました。「それ多分受理されないよ」と言いたかったんでしょう。「それタイム」じゃ意味が通じないですよね
...2005/04/23(Sat) 18:32 ID:BvcSmW8o    

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