| | 好きな人と一緒に暮らすのと、好きな人を思いながら暮らすのと、どっちが幸せか?写真館の帰り道での二人の会話です。原作にも動物園でのデートで登場しますが、 明確な答えが明記されてないように思いました。 亜紀が、一緒に暮らすと自分のいやなところを知ることとなり、だんだん嫌いになっていくとわりと現実的に考えているようです。ドラマでは、この件に対して明確な答えを出しています。あじさいの丘で、亜紀は自分のいやなところを正直に話してますし、じいさんも骨を盗んだ後、朔の問いかけに対して、どちらもよかったと言ってます。後に亜紀が朔に対して、一度も好きと言われてないというシーンがありましたが、亜紀はそのままでいいよという言葉は、好きという言葉より重みがあるような気がしました。なぜなら、亜紀のありのままをすべて理解し受け止めようとすることだからです。これ以上の愛情はないような気がしますが。でもはっきりと口に出して「好き」と言われないと不安なのもわからなくはないですけど。この後から、亜紀の行動、考え方は明らかに変わっていきます。自分のいやな部分を話し、はじめて理解してもらえたことで、なにかしらふっ切れたように思います。3話以降の展開に大きく影響する、前半のターニングポイントだと思います。
|