[ 一覧に戻る ]

過去ログNo1
ドラマ・わからないシーン  Name:どんき
確かラス前だったと思いますが、ウルル行きのため病院を抜け出した二人がタクシーを拾いますが、先に乗り込んだアキが続けて乗ろうとしたサクを外に突き飛ばして乗せずにタクシーを出し、サクが置いてきぼりにされるシーンがありました。あのアキの行動はなんだったのかがわかりません。どなたか教えていただけませんか。
...2004/10/14(Thu) 19:30 ID:qScjhcRY    

             Re: ドラマ・わからないシーン  Name:にわかマニア
 この問題は,多くの皆さんから疑問が呈せられ,議論になりました。過去ログ入り寸前ですが,大林さん主宰の「亜紀が朔に与えたもの」という論題をご参照ください。
 「どんき」様からも同じ疑問が呈せられた旨を当該サイトに投稿することで,過去ログから呼び戻そうとしたのですが,昨日以来,投稿と同時に上に上がってこなくなっています。管理人様,何かあったのですか。
...2004/10/14(Thu) 20:02 ID:QCGg4OuM    

             Re: ドラマ・わからないシーン  Name:管理人
ごめんなさい!
昨日設定をいじっていたらレスで上がらないようになっていたみたいです。。
今気づいて直しておきました。
...2004/10/14(Thu) 21:22 ID:mznbqFXk    

             Re: ドラマ・わからないシーン  Name:どんき
早速のレスありがとうございます。

> この問題は,多くの皆さんから疑問が呈せられ,議論になりました。過去ログ入り寸前ですが,大林さん主宰の「亜紀が朔に与えたもの」という論題をご参照ください。

ひょっとしたら既に議論されているのかなと思ったのですが、実は昨日このサイトを知ったばかりで膨大なログを読むことができずに質問してしまいました。申し訳ありません。

私の素朴な疑問としては、各種チケットや現金などはすべてサクが持っているはずでアキは手ぶらなのですから、サクを置いてきぼりにしてしまっては旅行そのものが成立しないはずなのになぁっていうのがあります。もちろんウルルなんかへは到底行きつけない。
髪長姫さんのご意見は、リクエスト葉書の恨みも底辺にあってどんくさいサクに腹が立った、というものだったと思いますが、大変興味深く読ませていただきました。たしかにあのシーンでのアキの表情は一貫して険しいものだったですからね。あの表情は明らかに演出上の作為があるはずです。
しかしそれでも私の素朴な疑問は解決しないんです。ひょっとしたらウルルは仮の目的地で本当は病院以外に死に場所を求めていただけだったのか。もしそうだとすればその最後の道程をサクに付き合わせるのでは彼の負担が大きすぎるから計画的に突き飛ばした、という解釈も成り立ちますが。

この作品は非常に緻密にできているレベルの高い作品だと思っていますので、このあたりの脚本・演出の意図はなんだったのか大いに気になります。

蒸し返しですみません。

あと、空港でバッグから落ちて持ち主不明になったはずの絵本が廣瀬家に届いていたのはどうしてなんでしょう?
...2004/10/15(Fri) 12:31 ID:fZWofLGI    

             Re: ドラマ・わからないシーン  Name:にわかマニア
 どんき様
 病院以外の死に場所を求めてという解釈も面白いですね。もっとも,では具体的にどこを候補地にあげるかとなると,ウルルが一番に浮上してくるのでしょうが,「とにかく「空の見えない(現実にそうかどうかはともかく,その意味するものは別スレをご参照ください)」から脱け出したい」という気持ちは,「自由に翔く」ことが身上の亜紀にとっては,自然なものでしょう。
 新たな視点で議論を続行するのは,決して「蒸し返し」ではありません。もっと掘り下げていきましょう。

 ところで,絵本が届いた経緯ですが,亜紀の両親が遺品を整理しているシーンをよく見ると,問題の絵本に「落し物センター(正確な表現ではありませんが,駅や空港などには,こうしたセクションがあります)」と書いた付箋が貼ってあったか,書き込みがしてあったかと思います。空港の職員が見つけて,切符の販売記録から身元を割り出したか,かつぎこまれた救急病院に照会して,送ってきたという設定でした。

 
...2004/10/15(Fri) 23:32 ID:tv5Q/Gb6    

             Re: ドラマ・わからないシーン  Name:どんき
 にわかマニア様
 おかげさまで絵本が届いた経緯がわかりました。ありがとうございます。
 ただかなり苦しい設定ですね。絵本の包みには住所・名前が書いてあるわけはなし、落とした場所は亜紀が意識を失った現場とはかなり離れていましたから、常識的に考えると遺失物センターも届け先がわからないはずです。
 でも亜紀が意識を失った現場で落とすことにすると即時に朔太郎がその存在を知ってしまうことになる。しかし脚本上は17年後の朔太郎に渡さなくてはいけない。絵本の存在を視聴者に印象付けつつ17年間を飛躍させるにはこういう強引な設定でいくしかなかったのかもしれません。
...2004/10/16(Sat) 18:26 ID:5vf2Q4u2    

             Re: ドラマ・わからないシーン  Name:はる
どんき様があげられてるものとはちがうんですけど、空港シーンでアキが「自分で歩くの・・」と言ってしばらく2人で歩きますよね、でもアキはフラフラで・・。
普通あんな状態の人を見たら、すぐに空港の職員が飛んでくると思います。
盛り上げるためなんでしょうけど、ちょっと不自然すぎる気がします。
繰り返し見てたらすごく気になりだして、あのシーンになると醒めちゃうようになってしまいました。
皆さんはあのシーン好きですか?
...2004/10/16(Sat) 18:53 ID:8uSRdwho    

             Re: ドラマ・わからないシーン  Name:にわかマニア
 はる様
 おっしゃるとおり,第10話の空港のシーンは,間延びし過ぎということで,あまり評判がよくありません。詳しくは,過去ログの第4番の「涙(;_;)」というのをごらん頂くとして,以下はそのダイジェストです。

「間延びし過ぎ。あれだけ長い時間、倒れた人を放っておくのもリアリティが無さ過ぎ」

「悲しいシーンであると視聴者は分かっているんだから、さらっと映画みたいに流してくれてもよかったんじゃないかな。見るのがホントに辛かった」

「丁寧に撮り過ぎたというか、100m走をスタート直後からスロー再生で見せられてる様な違和感」

「空港ロビーという同じ空間でありながら,2人とその周りとで時間の流れが異なっている。客観的には一瞬の出来事でも,当事者にとっては凝縮された思いがこめられている」

「山場のシーンに力を入れすぎ空振りした感が強い」
...2004/10/16(Sat) 19:33 ID:8uSRdwho    

             Re: ドラマ・わからないシーン  Name:はる
にわかマニア様、ありがとうございました。

やっぱりわたしは原作版が一番好きだったりします。
BOX版ではどうなるのか・・ちょっと期待してます。
...2004/10/16(Sat) 20:21 ID:8uSRdwho    

             Re: ドラマ・わからないシーン  Name:作家
失礼します。
どんきさんの素朴な疑問が以前の僕の考え方と似ていたので。

>>私の素朴な疑問としては、各種チケットや現金などはすべてサクが持っているはずでアキは手ぶらなのですから、

僕も最初、同じように思うことがいくつかありました。
素朴な疑問のスレッドも多かったです。僕も当時、よく必死に考えてました。

繰り返し観た今の僕の意見として。

これらの素朴な疑問のポイントの一つとして。

監督の制作スタイルという捉え方。

と思ったのは、空港のシーンです。
いかにも不自然すぎる周りの「我関せず」。
素朴な疑問の代表的なシーンと思ってます。
ここで僕が感じたのは、「一般客ならまだわかるが、右端カウンターの3人の係員の前には常に客を並ばせておくべきでは?係員まで我関せずなの?」と。
しかし本当に「気づいても知らんぷり」の人を多く撮りすぎてます。
「助けてください」発言直後なんて、意図して周りに「見させている」としか思えません。(笑)
僕は、自分以外のことにも全力で行動するサクと亜紀と、「我関せず」の姿勢の人が多い現代人との痛烈な対比だとも考えました。現代人のあり方への、テレビならではの問題提起でなないのかと。
あのシーンで「なんで?どうして見てるだけ?」と思う、
視聴者にそういう意識を常に持って欲しかったのではないかと…。

どこかで見た記憶があるのですが、「二人の世界の表現の強調」という、確かにこのシーンはそういう印象です。

結果として、監督に不要と判断された現実的なリアリティは排除されています。
で、思ったのです。
ドラマ全般、そういうふうな制作スタイルではないのか?
リアリティさは多少は考えているが、徹底するこだわりはないというふうな…。

タクシーのシーンも。

亜紀はタクシー代と電車賃は持ってることにしたのだから、あとの判断は視聴者に任せようと…。
病床の亜紀にチケットを渡すシーンもあるし、それをサクに返した映像はない。
ということは、空港へ着く間にサクのリュックにいれた可能性も考えられる。今度は亜紀が離れないように途中でチケットをサクが預かったというような…。
最終的にはあのチケットをサクがずっと持っていたことが確信できる映像はどこにもないと…。

もしかしたらもともと、病床の亜紀がチケットを受け取ったままの設定だったかもしれません。
でもそうするとやはり分かりづらい。しかし、分かりづらい部分が他にも多いことを考えると納得できる。同じような構成だなと。

>>あと、空港でバッグから落ちて持ち主不明になったはずの絵本が廣瀬家に届いていたのはどうしてなんでしょう?

ここも正確に視聴者に伝える必要性をなくして、結局は視聴者の判断に任せてますよね。

客が見つけて係員に渡して云々、という何通りかの捉え方があるにもかかわらず。どうやって届いたの?が、やはりここも分かりづらい。
でも詳細な部分の挿入はストーリーの流れ的にどうか?

つまり監督等にとって重要でないと・不要だと判断された部分、あるいは深い意味も込めてるので自由に解釈して欲しいと判断した部分に関しては、表面上は濁して、視聴者に委ねるというような作り方をしていたのではないかと感じました。敢えて詳細さは必要でないと。
撮影日程等、外的な原因もあるのかもしれませんが…。

そんなふうに感じました。
...2004/10/17(Sun) 10:27 ID:l4mKHJGY    

             Re: ドラマ・わからないシーン  Name:rumi
自分で歩くのもままならない病気の女の子に、突き飛ばされるのもリアリティないですっ!
そして本当にウルルへ行きたいなら親に頼むんじゃ?自分では決めかねて、金銭的なハードルも加え、サクに判断を委ねたのでは?
ドラマ全体では喪失感がテーマのひとつみたいですが、現実的には恋愛はもちろん、恋人もできないまま四十、五十になってる人だってたくさんいます。
すてきな恋愛だったからからこそ喪失感もおおきいんです。そんなサクなのに寄り添えるきれいな人もいて・・・。十分幸せなんじゃ?
なんか、まとまらなくてすみません。
...2004/10/18(Mon) 23:54 ID:hP2uDQiA    

             Re: ドラマ・わからないシーン  Name:浮島
私は第8話のプロポーズシーンはとても残念でした。
じゃあ結婚して。
ここに名前書いて。
俺を幸せにして。
の感動のシーンですが、差し出した婚姻届に自分(サク)の名前が書かれていない・・・
サクのプロポーズは「君を幸せにするよ」ではなく「俺を幸せにして」でした。心の底からアキと結婚して幸せになりたいと願っていたサクなら自分の名前など書ける範囲は全て埋めた上で「ここに名前書いて。」となるのが自然というか、アキの立場でもサクの名前が書かれているとなりの空欄を見た方がより結婚に対するリアリティが高まるというかそんな気がしてとても残念だったのですが...
映画版ではサクのサインは既にしてあっただけに尚更残念でした。
皆さんがもし恋人にあのような形でプロポーズするとしたら白紙の婚姻届を差し出し「ここに名前書いて」と言うでしょうか?
...2004/10/19(Tue) 03:11 ID:Cn12i1/U    

             Re: ドラマ・わからないシーン  Name:朔五郎
私も、突き飛ばすという行為そのものよりも、あの時だけ、あんなに強い力を出したということの方に違和感を感じます。いくら不意打ちとはいえ、亜紀のほうにもかなりの反動力がかかったはずなのに、全然バランスを崩していない。ということは、朔の目にはそのように映った、つまり、朔の心象風景として表現しているのかなとも思いました。
...2004/10/19(Tue) 03:14 ID:ScFjZyHs    

             Re: ドラマ・わからないシーン  Name:にわかマニア
 好意的に解釈すれば,婚姻届が白紙だったのは,真っ白なキャンバスに1から2人で描いていこうというメッセージだったのだろうと推察されますが,先に自分が署名した状態で見せた映画版のシーンも捨てがたいですね。
 ただ,既にどこかでどなたか触れられていたかもしれませんが,前後のセリフとの関連で推測するならば,当初は「ここに名前書いて」ではなく,「一緒に書こう」という予定だったのを,「もう自分には何も残っていない」という亜紀の反応に対応して変更したのかもしれません。つまり,「何も残っていない」,「何もできない」ってことはなく,亜紀の存在自体が価値なんだから,存在することだけで充分だし,結婚してくれるなら,そのことで人を幸せにすることだってできるじゃないかというメッセージが込められていたため,「幸せにする」の主語が(通常のケースのような)求婚者の側ではなく,亜紀の側だったのではないでしょうか。
 突き飛ばすだけの力が残っていたことには,私も驚きましたが,世の中には「火事場のバカ力」というコトバもありますので,そこは何とも・・・
...2004/10/19(Tue) 04:03 ID:DV0xRJyE    

             Re: ドラマ・わからないシーン  Name:どんき
作家さん>
>病床の亜紀にチケットを渡すシーンもあるし、それをサクに返した映像はない。

 そうでしたか、それは私の見落としでした。となればあとは監督から表現不要と判断される詳細かもしれませんね。
 それと、深い意味を込めているので解釈は視聴者に委ねる作り方、というご指摘にもなるほどと思いました。具体的には絵本の件です。朔太郎以外の人へのメッセージはテープとして意識的に亜紀が残していて、受け取るほうも自然なタイミングで受け取っている。しかし朔太郎へのメッセージ=絵本だけは、17年の時を超えねばならないために敢えて持ち主不明にして廣瀬家に渡る詳細は描かないでおいてその解釈は視聴者に委ねているのかもしれません。おかげさまでかなり納得できました。
...2004/10/19(Tue) 12:01 ID:Q2UQTJwc    

             Re: ドラマ・わからないシーン  Name:Marc
 ”突き飛ばし”のことですが、朔は他のシーンでも自分の予期しないこと
がおこると一瞬止まってしまうのが見受けられます。
夢島の桟橋で亜紀が倒れたときも、空港では寄り添って歩き始めた亜
紀が崩れるように倒れたときも、「好きよ、朔ちゃん、大好きだよ」
と言われたときも一瞬フリーズしてしまうのです。
 自分の許容量を超えた出来事が起こったときには、周りで起こっている
ことがスローモーションで見えることがあると言いますが、これを映像的に
表しているのかもしれませんね。でも、"はっとした瞬間止まってしまう”は
朔の人柄を表している良い面なのかなとも思います。

 そう考えてしまいますと「さあ、一緒に行こう」と思い、乗り込もうとし
たときに弱い力でも”それ”を拒否されたことで、朔自身も何が何だかわか
らなくなってしまい次の行動を起こす前にタクシーが走り去ってしまったの
が問題のシーンですし、朔のショックを朔が見送ってしまうまでの時間で表
しているのではないでしょうか?。

婚姻届のことですが、私は一緒に書きました...
...2004/10/19(Tue) 12:56 ID:rLxe5SO6    

             Re: ドラマ・わからないシーン  Name:どんき
浮島さん>
> 映画版ではサクのサインは既にしてあっただけに尚更残念でした。
> 皆さんがもし恋人にあのような形でプロポーズするとしたら白紙の婚姻届を差し出し「ここに名前書いて」と言うでしょうか?

 私、映画見てないんですよー (>_<) 早く映画のDVD出ないかなぁ〜
 もし映画と違うんであればきっとそれには何か意味があるんでしょうね。映画を見てない私ですが少し考えてみました。

 このプロポーズシーンの前に確か朔太郎は亜紀にテープで別れ話(絶交宣言)を出されていました。「もう来ないで!……鬱陶しいし……疲れるから……」って。そこらへんは映画も同じですか。ひょっとしたら映画にはそれがないんじゃないでしょうか。
 自分の身に置き換えると「もう来ないで!」って言われている状態だと、とりあえずその絶縁宣言を撤回させてしまわないとならない。だから婚姻届の用紙は持っていてもそれに自分の名前は書いておけないかもって思いました。
...2004/10/20(Wed) 00:15 ID:bq7Y8S7I    

             Re: ドラマ・わからないシーン  Name:作家
とりあえず弁解だけ。

つい説明に力が入ってしまった文章でした。
[9]の意見は長すぎて
ちょっと理解しずらい書き方だったかもしれませんね。

確かに「リアリティさ」というのは、人それぞれ感じ方が違います。
それ以前に僕は、そういうことを考えることなく安易にリアリティという言葉を文章の中に使ってしまいました。

[9]の意見の真意としては

タクシーの突き飛ばしシーンを書くと

「各種チケット・現金の存在は?」「突き飛ばす体力は?」等の視聴者の疑問を解く詳細を撮ることは、監督等にとっては必要でなかったのではないか。

ただ言えるのは、視聴者からどんな疑問が出ようとも、監督等にとっては、サクを突き飛ばすシーンだけははずせなかった重要なシーンなのではなかったのかということです。

重要の理由の捉え方はいろいろとありますが…。

また、ついでにプロポーズシーンも書くと

婚姻届を出すシーンは重要だったが
白紙の意味。
(僕も、サク自身がなんで書いてなかったのか不思議でした。)
これは深い意味も考えてるので、視聴者に自由に解釈して欲しいと判断したから、敢えて詳細はドラマ内では触れなかったのではないかと。

また表現のこまごまに疑問はあるでしょうが^^;
[9]で述べた内容というのはそんなふうな意味です。
...2004/10/20(Wed) 01:15 ID:5QACRL6E    

             Re: ドラマ・わからないシーン  Name:にわかマニア
 映画では,テープでの別れ話は,亜紀が空港で倒れて再び病院に担ぎ込まれてからの出来事として描かれています。しかも,このテープは「運び役」だった律子が交通事故にあったため(「指先の花」では母親の急死で気が動転してという理由付けに変更になっていますが),その場では届けられず,ドラマの絵本と同様,10年以上の歳月を経てサクの手元に届きます。
 もっとも,テープの内容は,ドラマとは微妙に違って,「明日を生きるあなたへ」という絵本のメッセージに近いものでしたが。

 このプロポーズや結婚写真のシーンは原作には登場しません。原作では,サクは事ある毎に「早く亜紀と結婚したい」と言っていますが,一般的な願望以上の行動には出ていません。そこを映画では,亜紀が「忘れられるのが怖い」と言い,パスポート用の写真を撮るついでに結婚写真まで撮るという設定になっています。
 その写真が写真館に飾られ,新しい恋人(になる可能性のある人)の眼に触れるというところは映画もドラマも同じです。ただ,ドラマでは,この写真は,それほど幸せだった恋愛が「いい思い出」として残るのではなく,どうして自分を苦しめる要因になっているのかという小林からの問いかけの契機という,その後のサクの復活過程における重要な位置を占めています。
...2004/10/20(Wed) 01:18 ID:F6vw4xCw    

             Re: ドラマ・わからないシーン  Name:浮島
皆さんのご意見とても参考になります。ありがとうございます!!(>_<)

にわかマニアさんの仰るとおり、「もうサクにあげられるものは何もない」と悲観するアキに対し、「結婚して俺を幸せにすることができるじゃないか」と言った励ましのメッセージも込められていましたよね。
プロポーズの前段で「もう来ないで」と言われ悩んでいたサクは大木から「明日死ぬとしたらお前さんは何がしたい」と聞かれて気が付き病室へ向かっています。サクが明日死ぬとしたらしたかった事・・・まだ1回も言っていないアキに「好き」と言う事。ある意味「好き」の究極形でもあるプロポーズをする事ではなかったかと。従ってサクは励ましの意味もさることながら(同時に自分がアキに何がしてあげられるかも悩んでいた)ただ純粋にアキと結婚したい・・・永遠を誓い合いたいとの思いも有ったハズ。「俺はこんなに真剣なんだよ」「アキを幸せにしたい。アキに幸せにして貰いたい」との強い意志の現れとして自分の名前をまず書いていて欲しかったな〜と言う私の願望でした(^^ゞ
私はドラマ→映画の順番で見たのですが、映画を見たときに私の願いが通じた気がしてとても嬉しかったです(笑)

どんきさん>
映画ももの凄くいいですよぉ〜 私もいまだに何度も見たくなって上映中のえらく遠い所まで「出張」してますので大変です(笑)
早くDVD出て欲しいですね!
...2004/10/20(Wed) 12:12 ID:uDCz6TZI    

             Re: ドラマ・わからないシーン  Name:鎖骨ルーレット
 ”突き飛ばし”について私が考えているのは、アキの咄嗟の感情が先行して起こった事だと思います。
計画としてもともと一緒に行く気がなければ、朔にもテープが残されるはずです、テープの代わりが絵本だとしても、突き飛ばす前に渡さなければならないです。
 駅のホームに着いた時にアキが絵本を渡すのを忘れちゃった、といううっかりしたようなセリフによって咄嗟の感情での行動と考えました。

 その感情について考えると、アキはそれ以前から朔に迷惑をかけることを気にしていて、実際目の前で朔が必死にタクシーをつかまえようとしているのを目の当たりにすることで迷惑をかけていることを肌で実感しこれ以上迷惑かけられないと突き飛ばしてしまう。
これも駅のホームでの会話の中で途中で死んじゃうかも等のセリフから迷惑をかけることを気にしているのが伺えます。
 もう一つは久しぶりに外に出て歩き、自分の弱さを実感したことでプライドの高いアキはそのことにいらだち、自分の力で行こうと思った。これは空港での自分で歩くといったセリフに・・・微妙ですね。
私はこの二つが混ざったようなものとして考えています。

普通の意見なのでそんなこと一度皆考えてるよ、根拠がおかしい、強引だよって感じだったら、ごめんなさい。
...2004/10/26(Tue) 08:05 ID:Pd5JmAF2    

             Re: ドラマ・わからないシーン  Name:どんき
 鎖骨ルーレットさんの書き込みを読んで、私の中では一つの答えが出たような気がしています。というのは、脚本はこの”突き飛ばし”シーンで亜紀の足の速さを表現したかったんだろうなぁということです。

 第9話での明希の今朔への問いかけ『17年は、ちょっと長すぎない?・・・ほんとに普通の死別だったの?』から始まる亜紀との死別の物語。虫の息になっている彼女を病院から連れ出すという死への手引きは、たしかに普通の死別ではない。しかしそれだけなら朔太郎は確信犯として亜紀の死を受け入れられたはず。でも現実は逆になった。それはなぜか。

 死が迫るほど亜紀の足は速くなる。病院を抜け出した時には引導を渡すはずの朔太郎があべこべに置いて行かれるくらい亜紀の足は速い。
  アキ『足、はやいんだもん、私』
  サク『どこいくんだよ、そんなに走って・・・逃げんなよ』
 結局朔太郎は確信犯になるどころか逃げていく亜紀の姿をここでついに見失ってしまう。だからこそそのあと17年間も朔太郎は彷徨いつづけることになる。
 そう考えると”突き飛ばし”シーンはどうしても必要なものだった。

 亜紀の足の速さは「 亜紀が朔に与えたものって?」のスレッドでさんざん議論になってましたね。それがようやく私にも消化できて来ました!
...2004/10/26(Tue) 22:40 ID:LmhFRcTQ    

             Re: ドラマ・わからないシーン  Name:hiro☆彡
かなり遅いレスですが(^_^;)
白紙の婚姻届については、もし、朔が先に書いた場合、「保証人は?」などのことについて、先に気がつく可能性があるからではないでしょうか?
先に書くってことは、亜紀が書けば完成するようにする。っていうのが誠意だと思います。
あの場面、一緒に書いたので、亜紀にいろいろつっこまれ、後で保証人を取りにいく・・・
という流れに自然になったと思います。
...2004/11/04(Thu) 02:56 ID:SAPllEQ.    

  [ 一覧に戻る ]