Name:パパさん
| | 原作P179に、「アキは最後のときサクと会うことを拒んでいるようだった。」と書いてあります。 なぜ、アキはサクと会おうとしなかったのかわかりません。 教えてください。
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...2004/10/03(Sun) 09:40 ID:yucroRyY
Re: 教えてください。 Name:優
| | 亜紀は朔に病気で弱っていくみっともない姿を見せたくなかったのでは??
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...2004/10/03(Sun) 10:08 ID:jXkIXB2g
Re: 教えてください。 Name:にわかマニア
| | 原作の179頁は,亜紀を亡くした後の祖父との会話の場面ですが,空港で倒れた亜紀が担ぎ込まれた病院でのやりとりを描いた159頁では,亜紀はサクを病室に呼んで,遺言までしています。その分,ここの解釈も複雑になってくる訳ですが。 亜紀の側から見ると,最後の最後でサクに伝えるべきことは伝えたということになるのでしょうが,サクの側から見ると,心電図の波形が平坦な直線になる瞬間までその場に居合わせたかどうかが問題になってくるのかもしれません。 以前,サクは亜紀を看取ることができるのかというテーマでの議論がありましたが,最後のメッセージを枕元での会話ではなくテープで伝えた映画に対して,サクもまた倒れた(擬似的な同時の死)ため,看取れなかったというのが堤監督の答でした。看取れなかったという結論は同じでも,原作,映画,ドラマそれぞれの切り口で描かれている訳です。 原作の意図を推察するならば,179頁の場面が昔の恋人を看取れなかった祖父との会話であり,この物語が反復性(単純な反復ではなく,破綻する場合も含む)を重視する構造になっていることを考えると,サクも祖父も@大恋愛後の死別,A看取れなかった,Bその人の遺灰を持ち歩くという点において共通項が繰り返されているということを強調したかったのではないでしょうか。 もちろん,これを亜紀の側から動機づける場合は,優さんの解釈でいいと思います。
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...2004/10/03(Sun) 10:36 ID:8JSuvm6E
Re: 教えてください。 Name:パパさん
| | 優さん、にわかマニアさんありがとうございます。 自分がサクの立場だったら、愛する人の最後には立会い たいと思います。
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...2004/10/04(Mon) 12:11 ID:31FH5B3w