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過去ログNo1
テーマ考察その3について 私見  Name:さんきち
 WEB作成者様、はじめまして。毎回内容の濃いレビューを楽しみに読んでいるものです。
 ドラマも最終回を迎え、疑問点が幾つか分かりスッキリした反面、まだもやもやしていたのも残っていました。そんな中、テーマ考察を読むことで、うん、うん、そうだよねと頷いたり、納得すること等多数ありました。
 その中のテーマ3の骨を持ち続けているのか?の疑問について、あまり納得されていないようですが、私は次のように考えていました。
 サクは亜紀を失った後、夢の中では亜紀に会えるんだと言って現実逃避しています。また、受験勉強中、夢から覚めると現実との乖離に頭が混乱するような意味のナレーションが入ります。亜紀のいない世界で亜紀の死を確認しなければ現実の世界にすんなりと入っていけないサク、その死を確認するためのアイテムがあの骨が必要なんだろうと。
 これからも、このドラマに関する情報はもとよりテーマ等に関する考えを掲載してください。楽しみにしています。
...2004/09/13(Mon) 02:57 ID:LwRaTwVA    

             Re: テーマ考察その3について  Name:ふみ@管理人
はじめまして、あの文章を書いた者です。
ご意見ありがとうございます。
テーマ3のところ、確かによく分からなかったのですが、さんきちさんの仰る意味ですっきりと理解できました!
ありがとうございます^^ 追記させてもらいました。

他にもテーマ考察への意見や反論などがあれば、どなたでも歓迎しますので、何かあれば書き込みしてください。ではでは。
...2004/09/13(Mon) 22:57 ID:hV.Qb7kY    

             Re: テーマ考察その3について 私見  Name:Ken
さんきちさんお見事。
サクが持ち続けた亜紀の遺灰を「亜紀の死を認めたく無いから」と受け取ってしまうと、遺灰の入ったガラス瓶を落としてしまうことや、亜紀パパに遺灰を貰い直す事、笑いながら緒形サクが遺灰を飛ばしてしまうことに違和感を感じてしまいますね。
サク自身が谷田部先生にも言ったように、サクは遺灰を持ち続けることで、現実のこととして亜紀が死んでしまっているんだと再認識しなければ正気を保てなかったのでしょう。
だからこそ、小林明希と一樹を大切に思う心が、亜紀を思う心よりも大きくなったと気づき、亜紀との事を人生の経験の一つとして受け入れられたときに、不要になったんだと思います。
...2004/09/13(Mon) 23:43 ID:Aqi8J0iM    

             Re: テーマ考察その3について 私見  Name:にわかマニア
 「きんきち」さん,「Ken」さんの書き込みに尽きると思いますが,蛇足ながら若干・・・
 「亜紀の死を認めたくない」というのであれば,わざわざ遺灰という新たなアイテムを使わなくても,亜紀を感じることのできるものはたくさんある訳です。しかし,「亜紀の死を認める」ためには,こうした思いでの品々をどこかに片付けるだけでは足りません。言わば封印する「カギ」として遺灰という新たなアイテムを必要としたのだと私は解釈しています。
 そして亜紀との思い出が「封印すべきもの」から「過去として認識できる存在」になった時,カギの必要性がなくなり,割れたり撒いたりということになったのではないでしょうか。
...2004/09/13(Mon) 23:53 ID:VZsZvNHo    

             Re: テーマ考察その3について 私見  Name:Ken
にわかマニアさん
その封印する鍵となるシーンが、カセットテープや夢島での写真を空き箱に詰めてしまいこんだところなんでしょうね。
見れば見るほど演出が奥深い気がします。
...2004/09/13(Mon) 23:57 ID:Aqi8J0iM    

             Re: テーマ考察その3について 私見  Name:V
管理人さん、みなさん、本当に深い議論をされていて、やっぱりこのHPはすごいなと感銘を受けました。
私は途中から見出した者なので、自信をもってはいえないのですが、少しだけ私見を書きたいと思います。
私は、「アキが死んだことを忘れないために」遺灰を持ち続けるというサクの言葉をきいたとき、これはある種の”怒り”みたいなものの表れなのかなと思いました。
それはもちろん、誰に言ってもしょうがない、ぶつけようのないものです。
誰よりも深く愛したアキを失ってしまったサクは、ある意味、正常からはずれてしまった激しい感覚にとらわれてしまっている、でもサク自身その感覚を無理やりにでも肯定しなければ、今、存在することができない。その衝動の表れが、アキの遺灰を持ち続けるということなのではないか、と漠然とですが、そう思いました。
そしてまた、その”恨み”を晴らす一つの手段が医学を志すこと。谷田部先生がそれを認めてくれたとき、そこではじめてサクは、少しだけですが、自分を取り戻したのじゃないか、そして後半の穏やかなシーンにつながっていくのかなと、そんな気がしました。
偉そうに書いてごめんなさい。煮詰めてないので違うかもしれません。ただこれが、一応金曜から今まで私が抱いていた印象です。
...2004/09/14(Tue) 00:51 ID:ThgLMh5k    

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