| | 9月29日にテレビでセカチューを見た。映画版はみるのこれで4回目だった。私はドラマも小説も好きだがこの物語は、の高校時代のあるカップルを思い出させてくれた。
高校生のころ同じ高校で純愛していたカップルがいた。男性の方は私の友人だった。 当時としては周囲もうらやむカップルだった。セカチューじゃないけど、できの悪い私の友人と成績 優秀のA子さんとのカップルは、周囲の注目だった。 親や先生に交際を注意され、叱られて、彼らは駆け落ちし家出した。A子さんが学年トップの成績、スポーツ万能の優等生だったことから 学校で大騒ぎとなった。みんなで探し回ったが、彼らは1週間後、九州鹿児島を目指していた道中の岡山市で警察に保護された。 ちなみに高校は神奈川県横浜市に今もあります。 その後も彼らは、交際をやめなかった。 2人がどういう時間を過ごしたかは知らないけど、きとサクとアキのような時間を送っていたと思う。
この友人は高校卒業を目前に、突然交通事故でなんの前ぶれもなくいきなり逝っちまった。 A子さんがとてもかわいそうーだったのを今でも覚えている。 その後、高校を卒業して、、 彼の1回忌でA子さんとあった。 そして、私は大学を卒業して、就職、 社会人となってこの友人とA子さんの記憶は頭の中で完全に封印されていたが、 30才のある日、会社の帰り、通勤電車の中で偶然A子さんらしき女性を発見、 私は思い切って声をかけた。 それはあのA子さんだった。成人しても面影が残っていた。 日を改めて会い一緒に食事をした。かつてのA子さんの恋人や高校時代の話に花がさいた。 私は同窓会には1回も出席したことがなかったが、彼女も同様だった。 当時の恋人のことを忘れられず、長い間恋愛不信や男性不信になっていたが、やっと新しい 恋人ができて、婚約したばかりだと言っていた。 私はその時、A子さんに「結婚すんのか。よかったな。おめでとう。あいつも天国でほっとしてるんじゃねーか」と言ってやったような 記憶がある。 かつての亡き恋人の友人であった私と再会したことで、感情が高ぶったらしく 彼女は、目を潤ませ嗚咽したが、すぐに笑顔を取り戻して、 「結婚することを報告しに、婚約者と一緒に墓まいりにいきたい」と言っていた。 後でA子さんから聞いた話ですが、私との再会が彼女の高校時代の思い出の封印のフタを明けてしまったらしく 引き出しにしまっていた昔の彼からのラブレターや写真を引っ張り出して三日三晩仕事も休んで泣いてたそうです。 この時すでに彼女はかつての恋人と死別して12年の時が流れ彼女は30歳。 高校生当時の亡き恋人を思い、30歳となった成人女性が涙するなんて、本当に純愛、あいつのことを 本当に愛してたんだなーと思いました。
久しぶりに会ったことで、友人としてまたA子さんとの親交が始まった。 今でも、年に5−6回程度だけど、私の家族ともどもA子さん家族と親交があります。
彼女は結婚し、2児の母になった。家庭、仕事(高校の教師)を両立してがんばっている。 昨年、映画のセカチューが公開されヒットした年、私とA子さんは39歳になった。 私と私の女房はセカチューに完全にはまってしまい夫婦してセカチュー症候群となり お互いに「離婚だ既婚!離婚して純愛すんだ!人生やり直しだ!」っと罵り合う毎日でしたが A子さんとセカチューの話をしたことはない。セカチュー映画版のサクの世界がA子さんの人生とだぶって見えるから。
学年トップの成績だった高校生当時のA子さんは学業より愛を選んで恋人と家出した。 すごい。今思い出しても あの情熱は凄いと思う。 私の娘がそういう行動をとったらどうしようと思ってしまう。 A子さんはきっと娘さんや息子さんの恋愛に理解ある母親になることだろう。
この日本にはサクとアキのように愛し合いながら、幸せをつかめなかった カップルがきっと大勢いるんだろうなーと思うと、、胸が痛みます。ましてや死別だなんて、、。。。
ガンバレA子さん。 あなたは成人になって結婚して、家庭を持ちながら教師として働き、立派な社会人、母親、大人になったじゃないか! あいつも天国で喜んでいるよ。 オレなんてできの悪い サラリーマンで高校時代同様落ちこぼれのままだぜ。
あいつの分までで未来をいきつづけろ!
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