| | 昨年、映画を見ました。先日テレビでやっていたので、 また見ました。2回目だけど感動しました。 この映画は私にとっては改めて家族や妻との絆というものをを考えさせてくれました。
妻とは恋愛結婚しました。 今は子育て、家事、仕事、夫婦喧嘩、住宅ローン、不景気と現実の生活が肩にのしかかっています。 仕事に疲れ、家庭やすべてに嫌気がきて逃げ出そうしたこともありました。 それでもなんとか、贅沢ではないけれど普通の生活をしています。 過去を振り返ると、私と妻もサクとアキのような関係があったなーと思い出した。 お互い純心で、恥ずかしがりながらデートしました。
勝手な想像ですが、もしアキが死なずにサクと結ばれていたら、 私の今の生活のような、そして、多くの人がしているような「平凡な生活、ありふれた普通の家族」こそがサクとアキが目指した 「幸せ」だったのではないでしょうか?
とっくの昔に忘れていた若かりし頃の今の妻との恋人時代を思い出し、おもわず家事をする妻の背中を 見つめてしまいました。 あの頃の延長線上で今の生活があるんだ、と。 あの頃の初心を忘れずにこれからも妻といっしょに生きていきます。
妻に「せかちゅー見て感動してウルウルしちまったよ。オレ達は死別しなくて済んだけど、オレたちの昔みてーだな」といったら そっけなく「あっそ、どうしたの? 純愛映画みて泣く年じゃないでしょーよ」っとあしらわれました。 その妻も、18才のころ、高校の卒業式を2ヶ月後に控え、私の胸によりそって、 「好きだよ。卒業してからもずっとずーっと一緒にいようね」と寒い冬の鎌倉の浜辺で私の胸の中で 言ってくれました。 私はその時、目が潤んで抱きしめてやりました。卒業して将来別れてしまうんじゃないかとお互い不安でした。 その後、、私たちは成人して、結婚して、普通の生活をしています。あの頃から始まった二人の人生です。 裕福ではないけれど、10代の頃のあの日々の私にとってのアキは、今も私の傍にいてくれてます。
「あの頃のことを覚えていてくれないのかよ?!あれから22年も一緒にいるじゃねーか!」っと 心の中心で妻に叫ぶ私でした。
世の中には「普通の生活」すら出来ない人たちがたくさんいるだろうな、、っとこの映画は私に教えてくれました。 普通の平凡な生活がいかに幸せであるか、っということも教えてくれました。。献血は何回かしたけど 私も骨髄バンクに今度、登録しようと思ってます。役に立つかわかりませんが、この登録で、現実にいるであろうサクとアキのようなカップルが、悲しい日々を迎えることなく、 幸せになれることを祈ってます。
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