| | 映画ロケ地巡りに一息 休憩所オープン 庵治の男性、私有地に建設
ヒット映画「世界の中心で、愛をさけぶ」のロケ地巡りの観光客でにぎわっている香川県木田郡庵治町で、地元男性が私有地に休憩所をオープンさせた。ロケ地の写真展を開催中で、一日には高松北高校(香川県木田郡牟礼町)の美術部員九人が建物の壁面に映画の象徴的な場面を描くなど、ロケ地アピールに一役買っている。
男性は造園業の村川久雄さん(56)。県内外から訪れるロケ地巡りの観光客らが一息つける場所をつくろうと、同町地頭名の丘陵地に鉄骨スレートぶき平屋(約五十平方メートル)を建設、王の下沖防波堤や神社などの撮影場所の写真約六十点を展示している。
壁画の制作は、美術部員が部活動の一環として実施。高さ約四メートル、横約六メートルの壁面をキャンバスに、王の下沖防波堤で二人が夕日を見詰めて語り合う映画の一シーンをカラフルな水性ペイントで仕上げた。
三年の玉置浩子さん(18)は、「この絵を見て映画の感動を思い出してくれればうれしい」と話していた。
休憩所の庭には、映画でサク(森山未来)とアキ(長沢まさみ)が乗った皇子神社のブランコも復元、周辺にベンチを置き、瀬戸内海を見下ろせるスペースも用意している。写真展を見るには、施設整備のための協力金三百円がいる。
(2005年8月3日付け四国新聞) http://www.shikoku-np.co.jp/news/news.aspx?id=20050802000321
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