| | 先ほどセカチューを見てきました。これで３回目ですが、自分なりに色々発見が
ありました。
重ジイが就職試験用の写真を取りに来ている人を写したときのフラッシュで、
アキがリンゴを落としますが、そのとき、重ジイがリンゴを拾うとき、シャツの
袖のところからイレズミが見えました。初めての発見です。
これは、校長先生との結婚を夢見てかなえられなかったときの、サクに言えない
事をした、と言う部分かと思いましたが、もうひとつ意味があることに気づきました。
後にサクに 思い出がシミのように広がっていく、 と言うシミにも該当すると思え
ました。
あと、校長先生と結婚できなかったのは、そう言う時代だったとサクに説明して
ますが、後にアキが白血病で助からなくなる暗示をしていたとも思いました。
現代ではあの当時に比べて白血病も助かる確率が高くなっているんじゃないかと
思いますが、１９８６年当時は助かる確率が今よりも低かったと思います。
１９８６年というのは、そう言う時代だった。そんな暗示だったと思います。
他にも色々発見はありましたが、それは置いておいて、今でも謎？なのが、
アキは名前の由来がはっきりしているのに、サクは１７年後の大人になっても
自分の名前の由来を語れない事です。これは結局アキの死を解決できない
サクのあいまいさをあらわしているのかな？とも思いました。
あと、疑問なのが、最後の方のシーンで、小学生のリツコに最後のテープをアキが
渡してリツコが病室から抜け出すとき、突然台風の暗い感じから、明るい部屋になり
手品をするシーンに変わった事です。
それは最後にサクがリツコとウルルでアキの骨を撒くとき、風があっという間にアキの
骨粉をさらっていったとき、手品みたいだねと言う事でつながりが在るとは分かりましたが、
あそこで突然出すつながりが正直分かりませんでした。
そして最後の謎は、世界の中心と言うものをサクはどのように理解したのかな？と言う事
です。これも自分にとっては謎ですね。
この映画は、長澤まなみちゃんと、森山未来君という２人の役者の天才的な直感で、見る人
に感動をさせてくれます。自分のような分析的な見方は邪道かもしれませんが、こんなにも
色々考えさせてくれる素晴らしい映画に出会えた事に、嬉しさを感じています。
長々とすみませんでした。みなさんの見解とは全然違うかもしれませんが、それにより、不愉快を
感じられた方がいましたら、お詫び申し上げます。
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