[ 一覧に戻る ]

過去ログNo1
心に残る台詞・フレーズ  Name:3M
「世界の中心で、愛をさけぶ」の魅力の一つで素敵な台詞・フレーズがあると思います。
皆さんが原作、映画、ドラマで共感した、ジ〜ンときた台詞・フレーズはなんですか?
...2005/05/17(Tue) 13:12 ID:yEXzFGKE    

             Re: 心に残る台詞・フレーズ  Name:にわかマニア
 あくまでも「独断と偏見」ですが・・・
第3位 「私が覚えているから安心して忘れなさい」
     (連ドラ第4話ラスト)
第2位 「人間ってのは,忘れていくものだ」
     (連ドラ最終回終盤)
第1位 「人が死ぬってのは,エライこった」
     (映画終盤)
 
...2005/05/17(Tue) 19:00 ID:zP.GP1kg    

             Re: 心に残る台詞・フレーズ  Name:ジミヘン
ジ〜ンときたセリフは、最終回の朔のウルルでの叫び「アキーーッ!!」 です。私はそのシーン中、涙でテレビの画面が見えませんでした。今思い出しても涙が出ます…。
...2005/05/17(Tue) 19:08 ID:TyMQeCrY    

             Re: 心に残る台詞・フレーズ  Name:SATO
「私太るよ、おじいちゃんと同じくらいになって後ろに乗るよ」
ドラマ3話のラスト近くで亜紀が朔に語りかけたセリフで、このあと、亜紀が両手を広げて朔を抱きしめました。


「すいません、最後にもう一人、名前を呼ばせてください・・・・廣瀬亜紀」
特別編の卒業式のシーンで谷田部先生が涙を浮かべながら言ったセリフです。そして、亜紀の遺影を抱えた智世が立ち上がります。
...2005/05/17(Tue) 19:55 ID:rDheOxNo    

             Re: 心に残る台詞・フレーズ  Name:SATO
そのキャラならではの名セリフもありますよね。

廣瀬真
「人に会ったら挨拶しなさい。」
「先にすることがあるだろう」

谷田部先生
「ブーブー言わない!」

ボウズ
「あー、もう、カユインダ、お前ら!」
...2005/05/17(Tue) 20:23 ID:rDheOxNo    

             Re: 心に残る台詞・フレーズ  Name:yamabito
心に残る台詞はたくさんありますが、

最終11話で、亜紀の残したテープを聴き終わった智世が、グランドに向かって叫んだ
「チクショー!!」です。
 自分の気持ちを代弁してくれたような気がしました。
...2005/05/17(Tue) 20:47 ID:O2xyK/3I    

             Re: 心に残る台詞・フレーズ  Name:おじさん
第1話
ボウズの
「廣瀬なんかより何百倍もいい女と結婚して、絶対にお前に見せびらかしてやるんだからな・・」
おじさんも少年のときは、サクよりボウズに立場が近かったので(もてなかった!)、このセリフよく理解できます。

第7話
サクと亜紀のそれぞれの
「彼氏です」
こんな風に言われたかったなぁ。

第5話
サクが祈りながら
「プラスの分(亜紀に)回しといたから」
こんな風に言ってみたかったなぁ。
亜紀もガツンとやられましたね。このあと亜紀はサクの肩にあごを乗せ、手を重ね、そのあとの展開を(映画と違って)謎めいたものにしたんですね。

サクらしい、青春物語とも言える前半の、一番好きなセリフです。
...2005/06/04(Sat) 16:19 ID:lcJNnfME    

             Re: 心に残る台詞・フレーズ  Name:しまりす☆
私が印象に残っている台詞は
「何かを失うことは、何かを得ることだって思わない?」ってゆう台詞と、「生きるってどうゆうことかな?死ぬってどうゆうことかな?たまに生きてるのか死んでるのか分からなくなる。朔ちゃん私の声聞こえてるよね?」とゆう台詞です。これを聞いて凄く考えさせられました。私も生きること死ぬことの意味は分かりません。きっと誰にも分からないのかなぁって思いました。でも何かを失うことは何かを得ることってゆう意味は凄く分かりました。私もそういう経験をしたことがあるのでこの台詞を聞いたときなんか悲しくなって泣いてしまいました。

朔とアキには大切なものを教えてもらった気がします!!
...2005/06/09(Thu) 19:14 ID:McWCzAA6    

             Re: 心に残る台詞・フレーズ  Name:Fail
第11話
「おまえの脚は、あの子の脚だ」

最期の時、亜紀が朔の名前を呼んだのには、そんな意味があったのかなぁ・・と思いました。
「終わりじゃない。朔がいてくれるから。」
そんな風に聞こえました。
...2005/06/10(Fri) 01:13 ID:.59o5bk6    

             Re: 心に残るお遊びシーン  Name:割り込み君
割り込みレス申し訳ありません。
あちこちのサイトで知った石○Pのお遊びシーン。

1.ゼッケン「0324」→女優綾瀬はるか嬢のお誕生日
2.電信柱の酒蔵広告「一恭山」→ 原作者 片山恭一
3.石○プロデューサー出演シーン → 2学期の始業式ほか
4.ウルルゆきの朝のタクシーのナンバー「3951」(私には読み取れませんでしたが)→ 「サクコイ(来い)」
などなど。

ほかに気づいた方いらっしゃいますか?
「12秒91」に何かが隠されている???
...2005/06/25(Sat) 18:13 ID:ereioozQ    

             Re: 心に残る台詞・フレーズ  Name:SATO
6話で智世が龍之介に
「バーカ、リージェント!だからフラレルんだよ。ま、そういうことで」
と仲直りを申し入れたセリフが良かったです。
亜紀が病に倒れ、重苦しくなってきた話の中で、智世の存在に救われた気がします。
...2005/06/25(Sat) 21:08 ID:7.BohKBo    

             Re: 心に残る台詞・フレーズ  Name:dance in the dark
3Mさん、こんばんわ。私も参加させてください。

私が亜紀に言われてみたい台詞。
 1話から                   「あんなに私の事知ってるの、松本君しかいないじゃない?!」・・・妹がいるのも、ちゃんと知ってたよね。
 2話 
 「鼻の下にニキビとかできてもいい?」・・・・400て〜ん!
 「嫌いにならないでね。朔チャン。私の事嫌いにならないでね。」・・・潤んだ瞳で見上げられた日にゃ・・・。単純に「好き。」と言われるより何倍もうれしい!
 ?話(すけちゃんからの手紙をラブレターと勘違いされて)
 「ラブレターもらったんだって?・・・よけいな事なんだ・・・ふ〜ん。」・・・私もやきもちやかれた〜い。
 まだたくさんあったんでが、はっきりせりふを覚えてないないので見直してみます。
...2005/06/28(Tue) 01:26 ID:cUByn/12    

             Re: 心に残る台詞・フレーズ  Name:にわかマニア
>「嫌いにならないでね。朔チャン。私の事嫌いにならないでね。」・・・潤んだ瞳で見上げられた日にゃ・・・。単純に「好き。」と言われるより何倍もうれしい!

 いつも「無理をして」いる亜紀(このことは,第8話の終盤への布石にもなっていますね)に対して,「ありのまま」がいいというシーンからの流れですね。私もお気に入りのシーンの一つです。
 ところで,別スレでも問題提起したところですが,このセリフは現在,相手が自分のことを嫌いではないかそれ以上の存在であること,そして,そのことを両当事者が(無意識のうちにせよ)了解していることなしには成り立たないセリフです。つまり,第1話〜第2話のシーンの具体的にどこがそれに該当するのかの解釈はともかく(注),亜紀はサクからそのようなことを意味するメッセージを受け取ったと考えていることになります。
 とすると,寝そべっていたのが突如として起き上がり,表情を変えて「まだ好きって言われていない」と詰め寄る第7話のあのコミカルなシーンとの整合性をどのように解釈したらいいのでしょうか。

(注)事実上の告白と考えられるものとしては,以下のようなものが考えられます。
@リクエスト葉書のことで叱責された後,「廣瀬がいなくなるのが一番切ない」と告げたテープ
Aアジサイの丘での「(花よりも)亜紀の方が(きれいだ)」という独白
B職員室に呼ばれた後,亜紀が他の人と親しそうにするのが我慢ならない等という場面
...2005/06/28(Tue) 08:38 ID:AxVuN3Ms    

             Re: 心に残る台詞・フレーズ  Name:うてきなぷりぱ
私は、ボウズが挨拶がわりに言う台詞です。「絶叫マシーン」「色ボケ魔人」「ミスター投稿写真」「センチメンタルジャニー」等々。
 (注)にぜひ追加していただきたいのが、好きな物ランキング第2位の「ジュリエットやめたら」です。これは後に谷田部先生も同様のことを言ってますが、亜紀の事を、無意識にせよ思いやる気持ちがないと出てこない台詞だと思います。同ランキングの中で。台詞がらみはこれだけですから。それともう一つ、葉書の件で亜紀に問い詰められたときに、「松本君が好きな人がなったらどうする」の問いに対して、「廣瀬は俺の母親でも妹でもない」と言って、あえて恋人とは言わなかったですよね。なぜ好きな人(恋人)は入らなかったのでしょうか。朔太郎に無意識のうちに、亜紀に対する恋愛感情があったのではないかと思います。だから、亜紀は。それまでかなり激情してましたが、わりと冷静に「そうだよね」とそそくさと立ち去っていきましたよね。この会話の中にも、なんとも意味ありげな気がするのですが。
 7話の亜紀は。3話の朔太郎と同様になんか変ですよね。3話の時はその不自然さに亜紀が気づき、7話では朔太郎が逆の立場になりました。あの防波堤での亜紀の行動にはなにかしら違和感を感じました。この一連の行動は、映画にもあった婚姻届を動議付けるとともに、2話の
「嫌いにならないでね」という台詞を、6話以降の展開での別の意味での問いかけではないかと考えています。
...2005/06/28(Tue) 22:05 ID:oOOQkubY    

             Re: 心に残る台詞・フレーズ  Name:say
告白は(1)でしょう。
正確には「廣瀬がいなくなるのが何よりも一番切ない」だったと思いますが、これを聞いた時の亜紀の挙動、そしてその後の好きな物ランキングを考えれば亜紀にとっての告白は(1)以外あり得ないと思います。
そして「まだ好きと言われていない」というのは言葉そのままです。好きである意思表示はされたけれど「好き」とは言われていない。



無意識のうちに「好きな人」を亜紀に重ねる表現を使わなかったという事はないと思いますよ。
「好きな人=恋人」とは限りませんし「好きな人ではないだろ」なんて亜紀に問いかけるのは言葉自体変です。
漫画だとここでわざと「彼女でもないだろ」なんて言って間柄が余計こじれるなんて展開も話数に制限がないので描けるのでしょうけど、恋愛がテーマではない本作品では寄ってはいけない回り道ですよね。
亜紀の「そうだよね」は冷静ではないですよね。口惜しいと言うべきか激しく遺憾に思っていると言うべきか、恋人になりきれていない故に踏み込めない悔しさとそれ以上ぶつけようのない感情との間でせいぜい言えたのが「そうだよね」でしたから。
...2005/06/29(Wed) 00:26 ID:6Wp9watM    

             Re: 心に残る台詞・フレーズ  Name:にわかマニア
 14件ドラマからの書き込みが続いたので,この辺で,映画からも。
 結婚写真を撮る時の「忘れられるのが怖い」というセリフを墓を暴いた直後の「死んだら愛も終わりか」というやりとりと関連づけながら聞くと,なかなか味わい深いという感じがします。
 あと,余談ながら,映画でも,市電のナンバーが39(サク)というお遊び映像がありましたね。
...2005/06/29(Wed) 08:28 ID:Q4gu5Vcw    

             Re: 心に残る台詞・フレーズ  Name:一介のファン
解釈スレばかりに書き込んでる私ですが、こちらにも一言。
SATOさんがおっしゃった、智世の「ま、そういうことで」でもそう思ったのですが(私としては、仲直りというよりは、智世自身の傷をスケに訴えてるシーンと捉えたのですが・・・飽くまで一説として)、このドラマには、何気ないようで結構深い背景を持つ台詞などが大変多いので、そういう観点から印象深かったものを一つ挙げます。

8話の亜紀の台詞。
「生きてたら、それって遠くないよね。でも、それくらいは生きてそうな気がするよね。」

これだけを切り取ると意味のよくわからない、一見舌足らずな言葉です。しかし、それでいて凄みがあって、本髄をついていて、リアル。並みのドラマなら、もう少し説明調になるかもしれません。でも、そうしたものを一切捨象しているからこそ、心に響いてくるものがあります。まさに森下佳子さん脚本の真骨頂の台詞だと私は思います。
...2005/06/29(Wed) 11:13 ID:BMLZwXyI    

             Re: 心に残る台詞・フレーズ  Name:dance in the dark
3Mさん、みなさん、こんばんわ。
今回は私の言ってみたい台詞。
2話より「俺は心が狭いんだよ!」・・・そりゃそうだよね。付き合い出したのにみんなには内緒。このほったらされ感、わかるなぁ。私もそうだったもん。ぐっすん。スカートたくし上げ挑発したのに、オデコ叩かれダメ出し。ガード硬いと思いきや、ロミオ役も取られた委員長に図書館で抜け駆けされる。おまけに「朔ならわかってくれると・・・」「もう亜紀の事がわかんないよ!少しは俺の事もかんがえてくれよ・・・」正解!
しかしガードの甘さは後に間島君の部屋へ真夜中たずねたりして直りませんね。
?話。(夜の病室で抱擁するシーンのモノローグ)
「僕らは失い続けた。・・・何もかも・・・たったひとつをのぞいては。広瀬亜紀が好きです。とてもとても・・・」・・・ふたりで映画やコンサートへ行ったり、カラオケで歌ったり、そんな当たり前なつき合いも、ましてや夢島で想像した新婚生活など・・・。ふたりの砂時計に残されたのは、好きだという、かたちのない感情だけだったんですよね。逆にどんな事があっても、気持ちは変わらないという事なんでしょうか。
...2005/07/02(Sat) 00:46 ID:SM0bCy7A    

             Re: 心に残る台詞・フレーズ  Name:にわかマニア
>ふたりの砂時計に残されたのは、好きだという、かたちのない感情だけだったんですよね。

 そして,ついには,その「好き」の対象でさえ,姿・形を持った存在ではなくなってしまうのですね。原作でも,祖父との会話で「形」のあるなしの議論が登場しますが,こうした物語の主題歌が「かたちあるもの」というのも象徴的ですね。
...2005/07/04(Mon) 08:33 ID:7ep7tCrw    

             Re: 心に残る台詞・フレーズ  Name:dance in the dark
みなさん、こんばんわ。
しまりす☆さんの書き込みにもあった、おなじみのフレーズです。
「何かを失うことは、何かを得ること。」について。
間島君の場合・・・白血病で健康を失うことで、こんなに夜が長くて、朝が待ちどうしいと感じられた。
亜紀ちゃんの場合・・・病気になったことで、朔の家族との食事の時間を楽しく過ごせた。(健康なら楽しくなかったのだろうか?)
今朔の場合・・・亜紀を過去に失った因果関係によって一樹(明希)と知り合えた。
・・・フレーズの印象からですと、失うもの=得るもの なんですが、例に挙げた三つはペイされてないような気がします。特に亜紀のかわりに一樹じゃ・・・と放送当時小さな憤りを感じちゃいました。独りよがりですみません。
それから朔が「生きるのをあきらめたの?」と聞くと「死ぬことが否定できなくなった時、死にかたに夢を持つことは、生きるのをあきらめることなの?」と亜紀が答えます。もう17才の会話じゃないですよね。<愛と死をみつめて>を思い出しました。やっぱりベースにはこの物語があるのでしょうか。
...2005/07/11(Mon) 23:29 ID:KvOc1XcM    

             Re: 心に残る台詞・フレーズ  Name:にわかマニア
><愛と死をみつめて>を思い出しました。やっぱりベースにはこの物語があるのでしょうか。

 「愛と死をみつめて」は東京オリンピックのあった1964年ですから,原作の片山さんもTVの堤監督も,まだ小学生になるかならないかという頃ですし,映画の行定監督,脚本の森下さん,制作の石丸さんに至っては,まだ生まれてもいません。もっとも,小説家や映像作家にとっては,かなり伝説的な存在として語り継がれてきたでしょうから,直接見ていなくても,何らかの形で意識していたことは考えられますね。

 「何かを失うことは何かを得ること」に関しては,確かに,「どんな人生も(最終的には)プラスマイナスゼロ(で帳尻が合う)」からは程遠い「得失」関係かもしれませんね。
 ただ,ここで指摘されて気がついたのですが,「亜紀ちゃんの場合・・・病気になったことで、朔の家族との食事の時間を楽しく過ごせた」というのは,帰り道の海岸での会話で亜紀自身の口から語られているのですね。確か,「素直に喜ぶ」というキーワードが含まれていたような気がします。
 ところが,このセリフ,17年後に亜紀の入った瓶を落としたサクと小林との会話の中で,「失ったもの=一樹の父親,得たもの=人の気持ちを素直に受け取ること」という文脈で再登場しています。偶然の符合と言うよりは,小林もまた,「何かを失い,何かを得た」存在として描かれているのですね。
...2005/07/12(Tue) 05:18 ID:YenpP/1U    

             Re: 心に残る台詞・フレーズ  Name:にわかマニア
 見る度に,「ここもいい」,「あそこもなかなか」というシーンが次々に出てきます。そのうち,全員の書き込みをつなげたら全11話ノーカット版が完成してしまったということになるかも・・・

 最終回,亜紀の両親とサクは散骨のためオーストラリアに向かいます。どうしても撒けないサクを高台の上に残して,亜紀の両親は先に下に降りていきますが,その時の「下で待っているから,必ず戻って来い」というセリフも印象に残っています。
 独りにしてやりたい。でも,目を離したら,亜紀を追ってそのままそこから身投げするかもしれない。そういう状況ですから,「あいつは必ず戻って来るはずだ」と信じていなければ出てこないセリフです。そういうセリフが,それまで「挨拶を」とか,「先にやることがあるだろう」とか言ってきた人の口から出てくるコントラストが巧みだと感じました。
...2005/07/16(Sat) 04:11 ID:mVn7J3K.    

             Re: 心に残る台詞・フレーズ  Name:dance in the dark
にわかマニアさん。亜紀の父の台詞について、私も本当はこうじゃないかなというものがあります。
たしか「人間は忘れてしまうものなんだよ。」とか、「今では、あの時はどうだったかと聞いたりもする云々。」
これは、父親の私でさえ忘れかけていくんだから、朔も、もう忘れても構わないんだよというメッセージなのではないでしょうか。
実際は忘れたりできませんよね。
...2005/07/16(Sat) 23:31 ID:huCmLygo    

             Re: 心に残る台詞・フレーズ  Name:にわかマニア
>実際は忘れたりできませんよね。
 忘れられないから,ラストシーンでは,あの夢島の見える防波堤で,あのクリームコロッケを感慨深そうに食べているのですよね。

 もちろん,実の親である自分ですら記憶が薄れていくというのは,dance in the darkさんのおっしゃるとおり,「朔も、もう忘れても構わないんだよというメッセージ」でしょう。それも,単に「忘れる」というだけではなく,「あなたは,あなたの今を生きて(映画版の亜紀の最後のメッセージ)」という意味も込めての。
 このやり取りの前段で,「もう娘のことは忘れたか」と聞かれたサクが亜紀の父と小林の両方に気を遣って言葉を濁したのに対し,「相手の女性に失礼だぞ」と言っているのも,いつもの「突っ込み癖」だけではないような感じがしました。
 DVD全集のオマケに付いていた出演者のコメントでは,三浦さんは,「喪服を着て数珠を持ってアップを迎えるところがこの物語らしい」と軽口をたたく一方で,「人間は忘れることができるから有り難い」とも言っているんですね。本当に忘れるかはともかく,生きていく上では,どこかで整理をつけなければいけないというのが,こうした一連のセリフやコメントであり,映画で言えば「残された者にできるのは後片付けだけだ」ということなのでしょう。
...2005/07/19(Tue) 11:49 ID:DV0xRJyE    

  [ 一覧に戻る ]