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世紀末の詩の低視聴率について (1998) 野島伸司「神話」がついに崩壊という「世紀末の詩」低視聴率に関する夕刊フジの記事に対して...当サイトBBSの投稿から抜粋 そこら中に転がってる安っぽいドラマと一緒にしないで欲しいもんです。 真に野島の作品に心酔してる本当のファンだけが、ふるいに掛けられたんですよ!きっと… でも、彼らは帰ってきますよ…ビデオ発売時にどどっっと… 見ればよかったーっ!って後悔とともに… 視聴率でドラマの善し悪しとかは決まらないと思います、絶対! う〜ん…視聴率だけで判断するかぁ…今の学歴社会と似たようなもんですね…。 視聴率が低めなのは使い古しの寓話だからでしょうか。 誰だって説教はいやですもんね。 でも、野島寓話の楽しみ方を知っている人にとっては、素晴らしい仕上がりになっているんではないかと思います。 1話から3話を見る限りにおいては、 今までの野島ドラマの中で、最高傑作であると感じる。 1話完結のおとぎ話にする事で、鼻につく部分や、 無理やりと思えるストーリー展開がうまく抑えられている。 笑いの冴えも従来の作品にはあまり見られなかった様に感じる。 スポンサーが視聴率でしかドラマの価値を計れないとしたら悲劇である。 視聴率がらみでスポンサーから変な横やりが入らない事を望む。 スポンサーのお偉方にも何が本物なのか解る人はいるよね。いて欲しい。 (野島ドラマで)「視聴者は人の不幸が好きなんだ」ってことも教わりました。 だから、雑誌やTVは他人の離婚とか、どうでもいいようなことを伝えるんです。 野島ドラマも、内容が良くても「でも視聴率がイマイチねぇ…」。 視聴率がよければ「でも内容が…」って感じでしょ。 どっか悪く言わなきゃ面白くないんじゃない? それにしても、野島ファンの人って、みんないろんなことを考えながらドラマ見てるんですね。 私は、ドラマを見る理由が「竹野内カッコいいから!」見ない理由がその逆だから…でもかまわないと思います。 どうせ視聴者なんて、たまたまテレビつけたらやってた、なんていう軽い気持ちでしょう? もちろん、毎週ビデオに録って何回も見ている人もいるでしょうけど。 みなさん、野島伸司脚本以外のドラマは見ないんですか? そして、それはテーマも作りも軽くて、いい加減なものだと思っているんですか? >上記の発言に対して 反感なんか買いませんよ。テレビというものは見られてナンボの世界です。 偶然つけたテレビに「かっこいい人」が映っているからそのままチャンネルを変えなかった、ということは良くあることです。 視聴者は見たいものを見る。その理由がかっこいい男が良い演技をしているでもドラマの内容の良し悪しでもどっちでも良いんだと思います。だから、あなたの言うとおりです。 ただ、忘れてならないのが、やはり視聴率至上主義でしょうね。 意図的に人気タレントを使って惰性的に短絡的に視聴率アップを狙ってくるドラマが多いことは事実です。 それにはやはり「視聴率を多く取ったドラマはいいドラマ」という定説が邪魔であるということでしょう。 だから、憎むべきはそこであって何が悪いとか言っててもしょうがないと思います。 視聴率として記録に残すのと記憶に残るドラマを作るのとどっちが大切なんでしょうね。 記録を残す方が大事だと思って番組を作る製作者がいるのも事実だろうし、そういう番組が多いのも事実です。ただ、それって視聴者をナメてますよね。本気で視聴者の身になって考えたことはないんでしょうか。 私が思うに、野島さんは今回のドラマではあまり視聴率云々は考えていないんじゃないですか。たぶん今までで一番見てもらいたいドラマだとは思ってるでしょうけど。 私は、「ひとつ屋根の下」が大好きでした。すっごい感動した。 あんちゃんのキャラすっごく新鮮でした。続編よりも最初のクールがよかったな。 そして「家なき子」。第1話の「同情するなら金をくれ!」の台詞に衝撃を受けたのは、もちろん私だけではないはず。 視聴率至上主義はいかんと思うけど、この2作で私は野島伸司の名前をその感動と共に覚えました。 視聴者の支持を得る、ということはそういうことなのでしょう。 そういうドラマを作ることも大切だということ。 そして、「ひとつ屋根の下」等で実績を勝ち得たからこそ、野島氏は「世紀末の詩」のような作品を作り、視聴者に送ることができるのです。テレビ局も、いい役者を使って、いい枠をくれる。 そして私は、3部作を全然見ていない人ですが(石投げられそう…)「世紀末の詩」は今、とっても楽しみです。 |