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ストロベリー・オンザ・ショートケーキ 名セリフ ―― まなと ―― 唯 ―― 哲也 ―― 遥 ―― 真里子 [1話] 僕は前、君に言ったね 僕自身が台本書いて、もう一人の僕を演じてるって このメガネ、ほんとは度が入ってないんだ いつからか、僕はこれで自分にフィルターをかけるようになったんだ そうなの、案外君って奥が深いんじゃない 何をしてもされても 学校や家の中で、どんどん居場所がなくなっても これは演じている僕であって、本当の僕じゃない 難しいけど、なんとなく分かる ところが今日、僕は気づいたんだ ほんとの僕はいつの間にか、演じてる僕に吸収されてるって 偽物に乗っ取られてるの? あぁ… 怖いね それはどっち? 本物、偽物、どっちの涙? わかんない… [3話] 毎日毎日一分一秒が泣きたくなるぐらい大切なんだよ 苦しくて切なくて でも愛してるんだよ 極端だよ発想が そうかなぁ 唯は誰かを好きになるといつもそう思っちゃうんだ 相手が死ぬかもって? ううん、唯が死ぬかもって だから一秒でも一分でも、一緒に居たいって思っちゃうんだ 大袈裟だね 大袈裟だよ でも面白いんだ 生きてるってすごい感じるもん [3話] 重いとかって言ってない? 私ね、あんまり恋愛したことないから そのチューニングっていうのかな まだ分からないんだ 知らないうちに束縛しようとしてるのかなって だってほら…不安だから 唯もそうだよ 好きな人ができたら同じだよ いっぱい不安になるから ずっと一緒に居たくなるよ それで嫌われないかな? 嫌われたくないって気持ちよりも 会いたいっていう気持ちが唯は勝っちゃうんだ 私はやっぱり我慢しちゃうな 嫌われたくないから それはそんなに好きじゃないんだよ 相手よりも、自分の方が好きなんだよ [4話] そういう人生もあるよね どういう人生? だからその、平凡でも、ささやかに続く幸せというか それって面白いの? 面白くはないかもしれないけど、安らぎっていうか 唯は嫌だけど 唯は、一瞬でもいいから世界一幸せなんだって思いたい 君はそう言うと思ったよ だって君は…燃えるような赤が好きだから [5話] 誰だか知らないけど、僕に会わしたいのかな 気持ち分かる だってほら、親とか兄弟に紹介するのって、なんか公認って感じするから 私なんかよっぽどじゃないとできないけど よっぽどって? だってその後もし壊れたりしたら、なんかバツ悪いし 唯は先のこと考えないんだよ 羨ましいな それって、今をすごく楽しめるってことでしょ 子供なんだよ [5話] ねぇまなと…聞こえる 何が? 太陽が海に沈んでいく音 ジュジュジュって 今日も一日、すごくすごく好きだった気持ちを ゆっくりゆっくり冷やす音だよ どうして冷やすの? 体が熱くて眠れないじゃない [6話] きっと好きな人は他にいるから それだと諦めるの? そう言うと思った 諦められるのはホントに好きじゃなからだって そうなのかも あたしホントは入江君のこと好きじゃないのかも じゃあ終わりだね ホントじゃないなら終わればいいよ [6話] 父さんは寂しくないの? 不思議だな、そうでもないんだ 寂しいって気持ちは自分一人のエゴに近いからな それを埋めようとするなら誰かを求めるしかない そして俺にはもうそのつもりはないんだ 心の中に生きてるのかもね [7話] どうしてその時、唯ちゃんに告白しなかったの まだ時期じゃないって思ったんでしょ そのうち自分の出番が来るって だから今そんな時に言っても意味ないって そんなつもりじゃ… 私でもきっとそう思う 臆病だから ズルイから そういう自分が嫌じゃない?変わりなよ 私も変わるんだから [9話] ホントは意外と怖がりなんじゃないかなって 僕が? あたしや入江君よりも、むしろずっと だからいつも軽くジョークみたいにしてごまかしてる すごく寂しいのに、笑って 本心を言わないのは、あなたの方じゃないの? …そうなんだよ 君の言う通りなんだよ 僕は誰よりも孤独で、寂しい人間なんだ 誰かが離れていくのが怖い それならば初めから愛さなければいい 僕は、嘘の世界で生きてるんだ なんちゃってー [最終話] あたし、大人になるのが怖い 昔からいうね、一番好きな人とは結婚できないって どうしてかな… きっと疲れちゃうのかな だから別の人で安らぎたいとかって そして、その人のこと時々思い出す 死ぬ時もそうかもしれない 大人になるってそういうことなのかもしれないね 恋愛だけが人生のすべてじゃないって あたしは嫌だ どんなに苦しくても、辛くても 一生に一度の人とずっと生きたいよ だってあたしたちは、ただ愛するために生まれてきたんでしょ? [最終話] 僕たちは愛するために生まれました 僕たちは苦しむために生まれたわけじゃありません 無責任な大人が作った二十世紀は、矛盾や欺瞞に満ちていたが 僕たちは苦しむために生まれたわけじゃありません ときどき心ない人に出会うと、後ろから殴りたい衝動にかられますが 僕たちは傷つけるために生まれたわけじゃありません ときどき心ない人に出会うと、不安定になり、息苦しくなりますが 僕たちは傷つけられるために生まれたわけじゃありません 僕たちは時々もう一人の自分を作り上げます それは、苦しみや悲しみから逃げるためかもしれません 他人から見れば逃避かもしれません 家の中に引きこもり あるいは違う場所に逃げたくなるんです もう一人の自分という友達と話し合うために だからいかなる人も孤独になることはありません すべての人に必ず、もう一人の自分という友達がいます その友達を僕たちは、悪いやつだと思う時があります 臆病で残酷だったりするやつだと でも、真実は違う 臆病で残酷だったりするのは、友達ではなく本当の自分です なぜなら友達は、本当の自分を救うために存在するからです だからこそ、この素晴らしい友達と僕たちは別れなければいけません そうしないと僕たちは、いつまでももう一人の自分に甘えてばかりいるからです さて、それはいつなんでしょう? 愛する人と巡り合った時です 寂しさも悲しみも苦しみも もう一人の友達に代わって、愛する人が共有してくれるからです さぁ、愛する人を探しに行こう 僕たちは愛する人の前で一日のことを話し 笑い、泣いて、抱き締め合い、キスして、セックスする そして勇気をもらい、同時に与える 僕たちはただ愛するために生まれました ただ、僕たちは… |