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(1995年の毎日新聞記事より抜粋)
高校生らを主人公にしたことについて
こうした社会派ドラマとは別に、「101回目のプロポーズ」をはじめ、トレンディー物でも知られるが、「あのたぐいのものはもう書こうとは思わない」そうだ。
つねに5本の脚本を用意している。いま書きたいのは哲学や宗教的なもの。
(以下、TV雑誌掲載記事より抜粋)
「高校教師」にしても「人間・失格」にしても、ある種独特の重いトーンがあったと思うんだけど、「未成年」はこれまでの作品中でも一番バランスが取れてる気がしますね。 僕は今だれが人気があるのかというのはよく分からない。 ただこのドラマは壱成じゃなきゃダメだ、と。 堂本剛を待つというのもあるけど、今やるなら壱成しかいない。 彼がこれ以上大人にならないうちにこの企画をやりたかった。
前にフジテレビで「愛という名のもとに」を書いたときにすごい消化不良があったんです。 あれは主人公たちがみんな社会人だったから、何があっても結局は”そんなこと言うなよ、もう大人なんだから”というところに収まるしかなかった。 それで今度はそういう歯止めの利かない高校生たちの話を書こうと思って…。
極論するなら、今回は恋愛大好きなOL・女子大生の視聴者は初めから眼中にない。
製作側と視聴者との関係は要するに恋愛みたいなもの。
すべての女の子に好かれようと思うと好青年でいるしかない。 |