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高校教師('93)の結末について


1993年のザ・テレビジョン記事より抜粋 (記事提供:サクサチさん)

(野島伸司)
今までこんなに早く書き上げた本はなかった。書いてるうちに繭がすごく愛しく思えてきて、だんだん自分を隆夫に投影するようになったりもした。そう、初めての擬似恋愛体験(笑)。
ラストについては「砂の器」にしようと思った。で、僕自身はやっぱり、ハッピーエンドにしようと思ってます。(ハッピーエンドかバッドエンドか)どちらにとるかは見る人しだいですが。


映画用グッズ「高校教師手帳」より抜粋 (1993年当時のコメントです)

(野島伸司)
見る人の判断にゆだねたい。
死んだか生きているかは、その人の想いに任せます。
ただひとつ言えることは、ラストシーン(列車のシートで二人が寄り添う)はハッピーエンドであったということ。
二人の生死の決定はもはや作家の圏外で、視聴者が決めればいいと思っている。

(伊藤一尋プロデューサー)
生きている。続編はあってもよい。
多くのファンがそれを望んでいるのだから。
私の立場から言うと、続編はむしろ制作されるべきである。
視聴者の声は積極的に取り込むよう大切にしたい。
続編の内容については、こんな内容にしたい。
まず隆夫は刑務所、繭はその隆夫をひたすら待ち続けるというもの。
ひとりの男を気丈に、しかも健気に待つ女性のひたむきで一途な愛を描きたい。
ルイジ・コメンチーニ監督の「ブーベの恋人」のように。


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