最後難しいですね。
とりあえず現時点での私の解釈を書いておきます。
首を絞めたのはカオルが生んだ自分の子供(夢じゃなくて現実)。
なぜそんなことをしたのかは、これは微妙ですが、キャトルの思想に触れたせいで生命のサイクルに従って普通に子育てして生きることがもはやできなくなったから??
それで最後の病院のシーンでは、カオルはモラル・欲望・自意識から開放されていてスワンレイクにたどり着く資格があるように思うんだけど、
カオルはキャトルが自分を殺してスワンレイクに連れて行ってくれるように感じているけどそれは妄想で、看護婦が安定剤を打っているだけ。
スワンレイクに辿り着くこともできずに、日々妄想を繰り返すカオル。
(この解釈で合ってるとしたら)それって一体何を象徴しているんでしょうか?
カオルはスワンレイクに近いと言えるんだけど、それでも限界を超えなければ無理とか…??
このラストシーンに限らず、皆さんの解釈を聞きたいです。
> 選民思想というのはどうでしょう、愛にたどり着いた者だけが選ばれし者といえるのでしょうか。
いや…とりあえずこの物語の核としてスワンレイクという特定の感受性(というかミニマルな愛)を有する者だけのコミューンという概念がありますよね。
ドラマでも誰もが愛には辿り着けないということを言ってきてはいたけど、小説だから遠慮せずにより強調されてるなぁという印象を言ったんです。
やっぱり価値観・感受性の違いはどうにもならないという諦めを強く感じるというか。
別に野島さんのそんな思想を非難してるわけじゃないんですが。
> 滝秀まなとさん
> 興味深い寸評を提示するつもりです
それは楽しみにしてます