「薔薇のない花屋」情報
野島伸司脚本フジ月9ドラマ「薔薇のない花屋」情報・話題など

5話「世界一長い告白!」感想

2008.02.12 Tuesday

4話までは序章だったんじゃないかと感じるほど、5話は物語が大きく動き始めたという印象で、見ていて引き込まれました。
今までに構築したものをどんどん覆していくような展開の広がりとスピード感は、まさに野島ドラマ的。

1~3話頃の美桜はまだ謎が多かったり、わがままだったりで見ていてストレスを感じる部分もあったけど、5話は美桜の葛藤(好きな人を騙す辛さ)がひしひしと感じられてせつなかったです。

一方、英治の気持ちはわかりにくい。
亡き彼女のことを振り切った上で、美桜に惹かれているのかどうかなど…。
深読みしすぎかもしれないけど、英治は1話ラストの段階で美桜が盲目ではないことに気づいている可能性もあるのと、英治の心の闇もまだ明らかになっていないので、英治の恋愛感情を素直に受け取っていいのか、どこまでが本心なのか、考え始めると複雑です。
でも美桜の幸せのためなら自己犠牲を厭わない気持ちは本心ですね。

ラストの院長の「網膜の手術を受けなさい」にはドキっとしました。
それは美桜が愛する人のために盲目になるというニュアンスを一瞬感じたので…。
そういう展開も興味深いけど、でも冷静に考えて、ヒューマンドラマの今作でそこまで破滅的な展開はないですね。


投稿者 FUMI : 2008/02/12(Tue) |